ラルゴ・ウィンチは、巨大財閥グループ総帥であった父親が亡くなり、若くして新たなトップに任命、手元には世界経済をも揺るがす莫大な遺産が残った。強大な権力を望まないラルゴは会社をすべて売却し、慈善事業に投資することを決意。ところが、売買契約の直前に3年前のビルマ(現ミャンマー)大虐殺への関与を疑われ、国際刑事裁判所に拘束されてしまう。容疑を晴らすため、証拠として挙げられた秘密口座“パンドラ”の謎を追うラルゴだが、行く手には、様々な罠が待ちかまえていて――。若き大富豪が世界を股にかけて活躍する姿を描いたフランスの大ベストセラーコミックを映画化。
ジェローム・サル