原発事故が起こったチェルノブイリ原発があるウクライナの隣国、ベラルーシ。ここに暮らすカリーナ(ナスチャ・セリョギナ)は母の入院と父のロシア出稼ぎのため、都会の親戚の家に預けられる。都会に馴染めないカリーナは、放射能汚染で危険な地域に住む祖母へと想いを馳せるが、その祖母も病に侵されてしまう。「チェルノブイリという街には悪魔のお城があって、毒を撒き散らしているんだよ。」カリーナは毒を止めてもらいにたったひとりで立ち向かうのだが…。
今関あきよし