1940年、ソ連・スターリンの恐怖支配に巻き込まれ無実の罪で囚われたポーランド人兵士のヤヌシュ(ジム・スタージェス)は、極寒のシベリアにある矯正労働収容所へ護送された。20年の懲役という途方もない刑を言い渡されたヤヌシュは6人の仲間と共に収容所の脱出を決意。食糧も装備も殆どなく目指す方向も不確かな中、氷の森を抜け灼熱の大地をわたる旅。想像を絶する苦難に直面する彼らがした事はただひとつ。歩き続ける事だった。シベリアから、モンゴル、ゴビ砂漠、チベット、ヒマラヤを越えインドまで6500kmを生き抜いた男達の真実の物語。
ピーター・ウィアー