マルセイユの武器密輸取締班のリーダーであるルーカスは、セルビアを拠点とする武器密輸者たちを追って捜査範囲をパリへと広げていく。一方パリでは、麻薬捜査チームのボス、ジュリアン・バスとルーカスの娘である捜査官のマヤは、麻薬捜査をしながらも不正に金銭を得ていた。ある時ルーカスはセルビアから輸入された果物や野菜を乗せたトラックを調べている際に、密輸された武器の他にコカインを見つける。違和感をおぼえた彼は、パリ在駐の麻薬捜査官である娘と連絡をとるのだった…。
ピエール・ジョリヴェ