1860年5月、イタリア統一と貴族支配からの脱却を目指すガリバルディの部隊がシチリア島に上陸する。治安は悪化の一途をたどるが、山猫を紋章とするシチリアの名門・サリーナ公爵家の当主ドン・ファブリツィオは、家族を率いて例年通り避暑地の別荘へ赴く。そこに、時流に乗って義勇軍に参加していた甥のタンクレディも合流する。貴族社会の終わりを予見する公爵は、目をかけている甥の将来を考えて、資産家の娘・アンジェリカと婚約させる。
ルキーノ・ヴィスコンティ