明日の自分のゆくえも決めきれない高校卒業したての18歳男子。ひょんなことから生まれ育った都会から遠く離れ、携帯も繋がらない、コンビニも無い、若者もあんまりいない、山奥の村で林業に従事することに! 危険と隣り合わせ且つ超重労働に心は一瞬で折れ、すぐにでも逃げ出すつもりだったのだが、気の強い美人に恋したり、変わり者だらけの山の仲間が好きになったり、山で不思議な体験をしたり、自然の絶大なる存在に掛け替えのなさを感じてしまったり…。100年先を見据える“気の長〜い”仕事、“林業”のとてつもない魅力に、次第に気付いていく――。
矢口史靖