2011年霜月。橋下徹が仕掛けた40年ぶりの大阪府知事・市長選挙。大阪は維新か? 反維新か? 結果次第では大阪の、日本の行く末が決まるかもしれない。そこに現れた場違いな4人の泡沫立候補たち。スマイル党総裁「マック赤坂」、二度目の府知事選「高橋先生」、7歳の娘をもつ61歳「中村パパ」、初選挙の「岸田さん」。なぜ彼らは300万円の供託金を支払ってまでして、敗北必至の選挙に立候補するのか――?
藤岡利充