大手エネルギー会社の幹部候補であるスティーヴ(マット・デイモン)は、マッキンリーという農場以外はなにもない田舎町に、ビジネスパートナーのスー(フランシス・マクドーマンド)とともにやってくる。マッキンリーには良質のシェールガスが埋蔵されており、近年の不況に大きな影響を受けた農場主たちから、相場より安い金額で採掘権を買い占めるつもりだった。田舎町に馴染むため上質のスーツを脱ぎ、フランネルのシャツの懐に抜かりなく賄賂を仕込んだ2人は、手早く町を掌握できると思い込んでいたが、予期せぬ障害に行く手を阻まれる。さらにスティーヴは、仕事への信念と情熱を根本から覆されるような衝撃の真実を知ることになり。
ガス・ヴァン・サント