縄の言葉で、ハルサーは「農家」、エイカーは「一族」を意味する。土と共に生きるハルサーエイカーの末裔は、田畑豊作、長女ハル、次女アイの三人。ある日、ひとりの少女が「村の様子がおかしい…」と、彼らのもとを訪れる。ハルサーとしての未熟さにコンプレックスを持つハルが、五月の住む村に向かうことに。村で出会ったのは、開発を推進するために神の宿る森を潰そうとする人々だった。そこに、うねるような森の声が轟き、残飯ゴミから生まれたモンスター、サマリタン・ドブーとチリーが現れる。ハルの危機に農具の精霊、ノーグ・ヘラーとカマーも応戦し、エイカーズの戦いが始まった。どんな絶望も希望に変えることができるはず。立ち上がる時は、今だ!
岸本司