≪シャーリー≫と≪ヒンダ≫は大金持ちでも、ビジネスマンでもない、ただのシアトルの片田舎に住むおばあちゃん。当初は「買い物に行くくらいしか思いつかない」といっていた2人だが、大学生、大学教授、経済アナリストへ質問を繰り返すうちにどんどん成長して行きます。時にバカにされ、門前払いをくらい、脅されても「知りたい」という2人の情熱は止まりません。遂には、世界経済の中心、NYのウォール街へ好奇心と共に飛び出していきます。カメラは無邪気に「わからない」事を知りたいという欲求を満たしていくやんちゃな2人の姿を通じて、世界のどこの新聞にも書かれているありふれた話題を、私たちは深く考える事もなく、知っているつもりで見過ごしている事のかを気付かせてくれます。
ホバルト・ブストネス