青年になったレミは、世界を感動させる詩人になりたいと思っていた。 アイディアを探して海辺の街へ やって来たものの、何から手をつければいいのか分からない。 ペンとノートを携え、海を眺めて考えて みたり、山に登って鳥の声を聞いてみたり、彼だけの詩の女神を探してみたり... レミは詩作を通じて、 何かと向き合おうともがいていた。
ダミアン・マニヴェル