時代はいくつも変われど、愛され続けている竹久夢二。そして、夢二の生きた 「素敵な憧憬」として輝きを放ち続けている「大正時代」。「美人画」のモデルとなった妻・たまきとの憎愛と決別・・崩壊。最も愛した女・彦乃(しの)との逃避行・・そして死。最後のミューズ・お葉との出会い…再起。本作は、人間「竹久夢二」を哀しくも愛のある姿を捉え、竹久夢二の本質を浮き彫りにする物語。
宮野ケイジ