世界三大美術館といわれるのが、フランスのルーヴル(1793年設立)、米国のメトロポリタン(1870年設立)、そしてロシアのエルミタージュである。なかでも1764年創立のエルミタージュ美術館は最も古い(当時の日本は江戸時代第10代将軍、徳川家治の頃)。絵画、彫像、宝飾品、陶磁器、武具など膨大な所蔵品は世界一と言われ、300万点の至宝に、2,000の部屋、他のどの美術館よりも多い学芸員を有し、年間366万人以上(2015年)の入場者が訪れる世界最大級の美術館である。ピオトロフスキー現館長が美術館の歴史を語り、著名な彫刻家アントニー・ゴームリー、世界一の建築家といわれるレム・コールハース、そして美術館も巻き込んだレニングラード包囲戦の生存者の貴重な証言などをおり交ぜ、世界最大級の美術館が、幾多の困難にあいながらも美術品を守り続け、250年のときを越えていまなお特別な存在である理由が明らかになる。
マージー・キンモンス
日本でも美術展が開催され、人気の高い美術館の1つであるロシアのエルミタージュ。世界遺産にも登録され、世界一といわれる所蔵品の数々に迫った…
92歳で亡くなるまで、自然に寄り添った暮らしをしながら創作活動を続けた、アメリカを代表する絵本作家ターシャ・テューダーを追ったドキュメンタリー『ターシャ・テューダー 静かな水の物語』
〆切り:4月13日(木)