ユキは観音さまの境内を歩いていた。彼女は好色な清水社長のもとへ行くのが嫌で逃げ出して来たのだ。ところが間もなく彼女を追って来た柳橋一家の男たちに見つかってしまう。そこを吉野のチンピラ、三郎たちに救われる。しかしこの連中も、彼女をこっそり“イタダいた”うえに売り飛ばしてしまおう、という目論見があって...。
舛田利雄