ヨークシャーのカラクルー家は貧困から、利口な飼い犬ラッシーを侯爵家に売ることになってしまった。ラッシーとは飼い主以上の関係だった少年はひどく落胆するが、それを知ってかラッシーは度々侯爵の屋敷を抜け出してしまう。怒った侯爵はラッシーをスコットランドの別荘に連れていき調教させようとするが、やはりラッシーはそこも脱走。だが、今度ばかりはラッシーの道のりは遠く苛酷なものだった…。
フレッド・M・ウィルコックス