舞台は70年代のコペンハーゲン。エリックとアンナの夫妻は相続した屋敷で生活共同体を始める。年齢・階級が異なる人々が集まり、理想郷を築いたかに見えたが、エリックの愛人が入居することになり…コミューンで育った監督の経験を投影し、人間の欲望をドライなタッチで描く。共同体を通して家族のかたちを見つめた人間ドラマ。
トマス・ヴィンターベア