1982年カンヌ映画祭批評家週間で上映され、パリで一般公開がなされると、「アンダルシアの犬」の再来かつ、全く新しいアヴァンギャルド映画の登場としてフランス映画界のみならず、世界のアートシーンで話題を集めました。日本では1984年「第4回実験映画祭」(主催:イメージフォーラム/会場:池袋スタジオ200)でプレミア公開。台詞が一切ない、映像とサウンドだけの斬新な表現が注目され、ミニシアターブーム、カルト映画人気の潮流もあり、実験映画としては異例の劇場でのロングラン公演が実現(1986年・シネヴィヴァン六本木)。たくさんのクリエイターに影響を与えてきました。初公開から36年、長年にわたって再上映を熱望されていた"伝説の映画"のデリたるリマスター版 ロードショー公開が叶いました。
cocoレビューを見るパトリック・ボカノウスキー