関東のズベ公仲間でその名を轟ろかせているリカは、妹分のお雪を連れて、三度び赤城女子学園に逆戻りした。ところが、学園内は関西ズベ公界の大物で手に負えない暴れ者、河内のお紋が巾をきかせて番長的存在になっていた。リカはお紋と、当然何度か激しく対立するが、決着がつかないまま、一年後、仮退園した。リカとお雪を出迎えたのは、横浜にいるツナオの使いのヘンリー河村だった。
山口和彦