29歳独身、映画監督として成功し始めたウィンラム(ヘドウィグ・タム)が受けたのは、ブライズメイドをしてほしいというサムユ(レンシ・ヨン)からの電話だった。名門女子校の同級生だった2人。友情と呼ぶにはあまりに激しい想いに流された若き日。学校から叱責を受けサムユが転校することで2人の関係は一旦幕を引いた。数年後、偶然の再開。ボーイフレンドが出来たとサムユから知らされ傷ついて自棄になるウィンラム。30歳になってもお互い独身であれば結婚しようというサムユの言葉だけを支えにしてきたウィンラムは、あの時の気持ちは愛だったのかという問いの答えを得られないままブライズメイドを引き受ける。しがみついてきた自分の気持ちにケリを付けサムユの幸せを願うウィンラムの複雑な笑顔。隠し続けてきた自分の気持ちに決着をつけ真っ直ぐに夫を見つめるサムユ。最良の友でいることを決意して歩き出す2人。
キャンディ・ン
ヨン・チウホイ