画廊のオーナーを務めるナイウェン。スポンサーである財団理事長と不倫の関係にあるが、寂しさから他の男たちと刹那的な関係を結び続けている。ある日、理事長の子供を身ごもったことを知るが、そのことを告げる前に理事長は病に倒れてしまい、理事長の秘書からは子供を堕ろすように言われてしまう。一方、夜の街で売春の斡旋を生業にしているロンは、盛り場で時折顔を合わせるナイウェンに憧れていた。ロンの車でナイウェンを自宅まで送るうち、2人の距離は徐々に近づいていき、ある日ついに一夜を共にする。寂しさからの体の関係から、次第に心も結びついていくナイウェンとロンだが、2人の世界は相容れないものだった。さらにロンは、再開発地区の違法な立ち退き行為にも手を染めていき…。
ファン・ヤンジョン