8歳のネリーは両親と共に、森の中にぽつんと佇む祖母の家を訪れる。大好きなおばあちゃんが亡くなったので、母が少女時代を過ごしたこの家を、片付けることになったのだ。だが、何を見ても思い出に胸をしめつけられる母は、一人出て行ってしまう。残されたネリーは、かつて母が遊んだ森を探索するうちに、自分と同じ年の少女と出会う。母の名前「マリオン」を名乗るその少女の家に招かれると、そこは“おばあちゃんの家”だった──。
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『燃ゆる女の肖像』でカンヌ国際映画祭脚本賞とクィア・パルム賞を受賞したセリーヌ・シアマ監督。彼女が次に選んだ題材は、“母と娘”だ。近い存在でありながら、なかなか理解しあうことが難しいこの関係を、美しい自然のなかでやさしく描き出している。
セリーヌ・シアマ監督最新作『秘密の森の、その向こう』に刻まれた前作『燃ゆる女の肖像』との意外な共通点を、監督のコメントや本編映像も交えながら深堀り
セリーヌ・シアマ監督の待望の新作『秘密の森の、その向こう』をはじめ、この秋、映画館で観られる注目の<母と娘映画>をピックアップ! また、シアマ監督お気に入りの<母と娘映画>は?
8歳の少女を主人公にした、“喪失”と“癒し”の物語となるセリーヌ・シアマ監督最新作『秘密の森の、その向こう』。時空を越えて育まれる娘と母との友情を切り出した、本作の新場面写真7点が一挙解禁となった。
セリーヌ・シアマ監督最新作『秘密の森の、その向こう』から、ポスタービジュアルと本予告が解禁。