中古カメラ店主の蓮と、喪失を抱えながらも現実を⾒つめ⽣きる妻の⾹織。ある⽇、15年前の震災で埋もれていた幻の未公開フィルムが発⾒される。そこには、亡くなった蓮の元恋⼈の⼥優・しずくの姿があった。夫婦で映画の修復を進める中、スクリーンから退⾊した姿のしずくが突如現れる。嫉妬と葛藤を抱えながらも、フィルムの修復を通して過去の傷に向き合っていく夫婦。映画が復活を遂げる時、それはしずくとの本当の別れを意味していた。
今関あきよし