ニュージーランドのサウスアイランド。鳥の巣のような赤毛の貧しい女の子は文学少女へと成長していく。しかし、彼女のあまりにもシャイで繊細な感性を周囲は理解することができず、誤解から精神病院に送られてしまう。そこでは患者に対して、無知で非人間的な治療が行われていた。長い入院生活の間も彼女は書くことを続け、ついに自らの作品が認められる日が訪れるのだった。
ジェーン・カンピオン