婚約者に会いに行ったきり帰らない兄の消息を訪ね、圭子は恋人と共に兄の婚約者・夕子の屋敷を訪ねる。だが、夕子は死亡しており、兄はすでに帰ったという。疑惑を抱いた圭子は、屋敷を探るうち、死んだはずの夕子が吸血鬼となって蘇ったことを知る。死の間際、主治医の手で催眠術をかけられた結果、肉体は滅んでも魂だけはこの世に残っていたのだった…。
山本迪夫