パリで最も古く美しいポンヌフ橋のたもとで暮らす大道芸人の青年・アレックス(ドニ・ラヴァン)。ある日、失恋の痛手と不治の眼病とで絶望的な放浪の毎日を送る空軍大佐の娘・ミシュル(ジュリエット・ビノシュ)と出会う。橋の上で生活を送るうち次第に心惹かれ合うようになる2人。そんなある日、アレックスは彼女の捜索願いと眼の治療法の発見を知らせるポスターを目にする。これを知れば彼女はきっと自分の元を去ってしまう、そう考えたアレックスはある行動にでる――。
レオス・カラックス