フィリップ(ブノワ・マジメル)は母と2人の妹と暮らす、ハンサムでナイーヴな青年。ある日彼は妹の結婚式で花嫁付添人のセンタ(ローラ・スメット)と出会う。さして言葉を交わしたわけでもなく、そのまま互いのの人生に散ってゆくかに見えた2人。だが、その日の夕刻、雨に濡れた身体で、センタがフィリップのもとを訪れる。フィリップこそが彼女が探し求めた“運命の男”だと告白するセンタ。2人は情熱的に愛し合うが、やがて2人の愛欲は、恐ろしい衝撃の結末へと加速してゆくことになる――。ヌーヴェルヴァーグ現役最後の巨匠といわれるクロード・シャブロル監督がルース・レンデルの同名ベストセラー小説を映画化。
クロード・シャブロル