1980年、世界中を騒がせたジョン・レノン暗殺の数時間前、彼女は裸で寄り添うジョンとオノ・ヨーコの姿をカメラに収めていた。これがジョンにとって愛する女性との最後のポートレイトとなった――。この写真を世に残した女性こそが、アニー・リーボヴィッツ、誰もが彼女の写真を目にしたことがあるほどの一流ポートレイト・フォトグラファーである。しかし、アニーは輝かしい成功を手にしながらも、今なお「倒れるまで仕事をする」と宣言する。彼女を突き動かすものとは一体何なのか…? プロフェッショナルの仕事人として、女性として、母として生きるアニーの姿を、世界中のセレブへのインタビューや撮影秘話を基に描き出す。