ローマ最高の戦士タイタスは北ゴート族の戦いに勝利し、女王タモラと3人の息子を人質に凱旋する。その頃、ローマでは亡き皇帝の長男サターナイナスと弟のバシアナスが激しい帝位争いを繰り広げていた。選挙権を持つタイタスはサターナイナスを皇帝に指名し、娘ラヴィニアを嫁がせようと目論む。しかし、そんなタイタスの目論見は身内によって壊され、長男をローマの生贄にされたタモラも、自らの手でタイタス一族を滅ぼす機会を狙っているのだった。
ジュリー・テイモア