

今年はやたらと“カンフー”にちなんだ映画が多い。2007年東京国際映画祭の特別招待作品としてワールド・プレミア上映された『カンフーくん』、柴咲コウ主演の日本映画『少林少女』、ジェイ・チョウ主演の香港映画『カンフーダンク』、米アニメーションの『カンフー・パンダ』…これから夏にかけて立て続けに4作が公開というから驚きだ。8月に開催される北京五輪の影響も当然あるのだろうけれど、ドンパチだらけの派手なアクションに少々飽きてしまった現代人にとっては「武器はおのれの身ひとつ」という本物のアクションに興味が湧くのも妙に納得だったり!? というわけで“カンフー年”の第一発目となる『カンフーくん』は話題的にも絶対に見逃せない!

見どころはなんと言っても“カンフーくん”演じるクリクリ頭がキュートな8歳の少年チャン・チュワン。ジャッキー・チェンに憧れ、実際に少林寺の武術学校に通っているだけあって「彼の動きにはVFXをかける必要がない!」と監督が絶賛するほどのアクションを披露(そのほかはCG満載!)。さらにわが日本を代表する女優・泉ピン子も負けじと太極拳の名手に挑んでいる。あの泉ピン子が中華鍋&おたま片手に…それだけでも観る価値ありでしょう。
ほかにも矢口真里、上野樹里、西村雅彦といった豪華キャストに加え、桜塚やっくん、堤下敦、金剛地武志など異色キャストも続々登場。もう、たまらなくバカバカしくて(失礼!)、たまらなく可笑しくて、たまらなくチャン・チュワンの生身のアクションがすごい&かわいい! どんな物語かなんて説明不要。笑いたい人、カンフーを見たい人、難しい映画が苦手な人にお薦めの娯楽映画なのだ。
(text:Rie Shintani)
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