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【東京国際映画祭レポートvol.09】「出品は当たり前!」押井守監督新作で挨拶

『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』や『イノセンス』など絶大な影響力と人気を誇る映画監督、押井守。その彼が執筆した小説「立喰師列伝」の映画化で、昨年公開された『立喰師列伝』の続編となる『真・女立喰師列伝』が、日本映画・ある視点部門に出品され、10月21日(日)の上映前に舞台挨拶が行われた。押井監督を始めとする神谷誠、神山健治、辻本貴則、湯浅弘章ら、本作の監督陣に加え、佐伯日菜子、安藤麻吹、藤田陽子、兵藤まこら、本作のヒロイン陣の総勢9名が登壇、それぞれに作品をアピールしてくれた。

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『真・女立喰師列伝』舞台挨拶にて(左から)神谷誠監督、安藤麻吹、神山健治監督、兵藤まこ、押井監督、佐伯日菜子、藤田陽子、湯浅弘章監督、辻本貴則監督
『真・女立喰師列伝』舞台挨拶にて(左から)神谷誠監督、安藤麻吹、神山健治監督、兵藤まこ、押井監督、佐伯日菜子、藤田陽子、湯浅弘章監督、辻本貴則監督
  • 『真・女立喰師列伝』舞台挨拶にて(左から)神谷誠監督、安藤麻吹、神山健治監督、兵藤まこ、押井監督、佐伯日菜子、藤田陽子、湯浅弘章監督、辻本貴則監督
『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』や『イノセンス』など絶大な影響力と人気を誇る映画監督、押井守。その彼が執筆した小説「立喰師列伝」の映画化で、昨年公開された『立喰師列伝』の続編となる『真・女立喰師列伝』が、日本映画・ある視点部門に出品され、10月21日(日)の上映前に舞台挨拶が行われた。押井監督を始めとする神谷誠、神山健治、辻本貴則、湯浅弘章ら、本作の監督陣に加え、佐伯日菜子、安藤麻吹、藤田陽子、兵藤まこら、本作のヒロイン陣の総勢9名が登壇、それぞれに作品をアピールしてくれた。

まずは、前作の『立喰師列伝』で“ケツネコロッケのお銀”として登場した兵藤さん。「前作で初代の“女立喰師”を演じまして、今回は真っ赤なショールをかぶったポスターと、オープニングを飾らせていただきました。今回新しい女立喰師が6人登場します。どの作品も素晴らしい作品です。どうぞ、お楽しみ下さい」。次に『Dandelion 学食のマブ』に出演した安藤さんは、「どことなく懐かしくて、それでいてハラハラ、ドキドキ感も味わえる、ちょっぴり切ないラブストーリーになっています」。

『草間のささやき 氷苺の玖実』のヒロインを演じた藤田さんは立喰師列伝史上初の色気キャラ・玖実を演じている。「唐黍(とうきび)畑で育った女の子が、色気を使ってお菓子を奪うという話です。とても不思議なストーリーになっていると思います」。そして『ASSAULT GIRL ケンタッキーの日菜子』の佐伯さん。「本当に楽しく撮影に参加させていただきました。どんな風に出来上がるんだろうとドキドキしていたんですが、もうすっごいカッコイイ映像だったので、本当に嬉しくて嬉しくてその日は…よく寝ました(笑)」。

前作は1本の長編だったが、今回は押井監督ほか若手監督4人による6本のオムニバス作品。『荒野の弐挺拳銃 バーボンのミキ』の辻本監督は、「この作品は架空の時代、架空の街で繰り広げられる西部劇です。みんな日本人なので多少無理があるんですが、そこは俳優さんたちの力をお借りして、あまり違和感のない西部劇になりました。“立喰師列伝”と言っておきながら、実はガンアクションを観てくれという作品になっています(笑)。主演の水野美紀さんを始め、スタントなしで動ける俳優さんに出演していただいたので、そこを観ていただければと思います」。

『Dandelion 学食のマブ』の神山監督は、出演も果たしている。「押井監督に推薦いただき、初めて実写を監督させていただきました。しかも、何を間違ったか、自分も出演しているんですね(笑)。前作に登場した“神山店長”がスピンオフしてできた話で、安藤さんと、ステキなラブストーリーを演じさせていただきました。恥ずかしくて自分では観られないんですけれども、笑って観ていただけたら幸いです」。

『草間のささやき 氷苺の玖実』の湯浅監督も商業映画は初監督。加えて、ほとんどのエピソードで撮影も担当している。「作品を作ったからにはたくさんの人に観てもらいたいですから、この作品が東京国際映画祭に選ばれて本当に嬉しく思います。映画祭のみなさんに感謝いたします。また、監督に選んでくださった押井監督、一緒に作ったスタッフのみなさん、それから何よりも、今日この場に来てくださったみなさんに心から感謝いたします」。

そして、小倉優子主演の『歌謡の天使 クレープのマミ』の神谷監督。「僕も、ずっと特撮の仕事をやっておりまして、今回突然本編を撮ってみないかと誘われました。本来ならかなり緊張して撮影に臨むのであろうと思われるのですが、なんとなくリラックスして撮影できました。緊張感がなくて、すみません(笑)。本日はうちの主演の姫の方が、コリン星に行っておりまして(笑)、本日もみなさんの前に登場できなかったことを深くお詫びいたします」。

そして最後に押井監督から監督らしいコメントが。「この映画で東京国際映画祭に来るとは実は全然思っておらず、そういう映画じゃないと思っていました。でも前回の『立喰師列伝』でヴェネチア(2006年、オリゾンティ部門)に行ってますので、考えてみれば当たり前である、と(笑)。どちらかと言えば、こういう映画でこういう舞台に立てるのは当然である、ざまあみろと(笑)。そういう気分で作りました。今もそういう気分でおります。なおかつ、これが成功してさらに続編が作れれば、もっとざまあみろ、です(笑)。映画というのはそういう気分で作るものだし、ぜひ、そういう気分でこの映画を観てください」。

『真・女立喰師列伝』は11月10日(土)から30日(金)まで、渋谷シネクイントにて特別限定公開。

写真は左から、神谷誠監督、安藤麻吹、神山健治監督、兵藤まこ、押井監督、佐伯日菜子、藤田陽子、湯浅弘章監督、辻本貴則監督。

「東京国際映画祭特集」
http://blog.cinemacafe.net/tiff2007/
《シネマカフェ編集部》

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