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【東京国際映画祭レポートvol.28】DJ・神木隆之介「リクエスト待ってます!」

病気知らずの野球少年が突然病に倒れ、海辺の病院に入院することになった12歳の高野太郎。彼が治療の一環として院内DJを務めたという実話をもとにした同名小説を映画化した『Little DJ〜小さな恋の物語〜』。10月24日(水)に特別招待作品として上映され、主演の神木隆之介、福田麻由子、広末涼子、佐藤重幸、村川絵梨、石黒賢、そして永田琴監督による舞台挨拶が行われた。

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『Little DJ〜小さな恋の物語〜』舞台挨拶にて(左から)佐藤重幸、広末涼子、神木隆之介、福田麻由子、村川絵梨、石黒賢、永田監督
『Little DJ〜小さな恋の物語〜』舞台挨拶にて(左から)佐藤重幸、広末涼子、神木隆之介、福田麻由子、村川絵梨、石黒賢、永田監督
  • 『Little DJ〜小さな恋の物語〜』舞台挨拶にて(左から)佐藤重幸、広末涼子、神木隆之介、福田麻由子、村川絵梨、石黒賢、永田監督
  • 『Little DJ〜小さな恋の物語〜』舞台挨拶 神木隆之介
  • 『Little DJ〜小さな恋の物語〜』舞台挨拶 広末涼子
病気知らずの野球少年が突然病に倒れ、海辺の病院に入院することになった12歳の高野太郎。彼が治療の一環として院内DJを務めたという実話をもとにした同名小説を映画化した『Little DJ〜小さな恋の物語〜』。10月24日(水)に特別招待作品として上映され、主演の神木隆之介、福田麻由子、広末涼子、佐藤重幸、村川絵梨、石黒賢、そして永田琴監督による舞台挨拶が行われた。

本作で初めてラブストーリーに挑戦することになった神木くんは、「何がなんだか分からなくて、とりあえずすごい緊張しました。でも、その緊張感のおかげで、実際に太郎がドキドキするシーンとかが、ものすごくリアルになっていると思うので、逆に良かったなと思いました。太郎の恋の物語を通して、“生きる”ということを改めて考えさせられる映画だと思います」と堂々と作品をアピールしてくれた。

そんな神木くんとは対照的に、はにかみながら挨拶してくれたのは、太郎の初恋の相手・海乃たまきを演じた福田さん。「私はまだ恋をしたことがないので、恋をする気持ちっていうのがなかなか分からなくて、それを理解するのが大変だったんですけど、実際に神木さんとお芝居をしていて、恋をするってこんな感じなのかな、っていうのが分かったような気がします。この映画は観た後に、人を好きになるっていいなとか、人を好きになって良かったなと思える作品なので、みなさん、ぜひ楽しんで帰ってください」。

太郎の主治医となる若先生を演じたのは北海道を拠点に活動している演劇ユニット「TEAM NACS」の佐藤さん。「我々道民にしてみたら、とっくに知ってると思っていた函館の風景、海だったり山だったり夜景だったりが、映画というフィルターを通すともっともっときれいな美しい街に見えるということに僕自身がすごくビックリしました。全国の人にももちろん観ていただきたいんですが、北海道の人にも函館の街の魅力を再発見してもらいたいという気持ちもありますので、結局、全国の人に観てもらいたい(笑)という気持ちでいっぱいです」とロケ地・函館の美しさもアピール。

太郎の叔母で入院先の看護師でもある、かなえを演じた村川さんは「本当の看護婦さんと一緒にお芝居をしたのは結構プレッシャーでした。自分の動きなどが浮かないように気を付けなければならなくて…。でもこの作品に関われたことを本当に嬉しく思っています。今日はハンカチを片手にぜひ楽しんで帰ってください」とキャラクターを演じる上でのちょっとした苦労を語ってくれた。

太郎の父・正彦を演じたのは「1977年が舞台になっておりまして、実際に神木くんがやった太郎の役と僕自身がほぼ同年代です」という石黒さん。「なかなか子供と一緒に過ごす時間を持てない当時の父親ならではの不器用さであるとか、子供との距離を上手くつかめない父親を表現できたらいいなと思いながら演じておりました。神木くんと麻由子ちゃんが本当に素晴らしいです。自分が出た映画なので、良い映画だと言うのは当たり前なんですけど、でも本当にこれは良い映画ですよ(笑)」と主演の2人を絶賛した。

ちょっとしたサプライズの役どころを演じた広末さんは「映画を観たら、本当にこの2人(神木くんと福田さん)がすごくピュアで、スウィートで、それがすごく切なくて、たまきだったり、太郎のお母さんだったり自分が演じたキャラクターだったりと、いろんなところに感情移入して気持ちも涙も溢れてしまいました。心から、この作品に関われて良かった、出演して良かったなと思えた作品です」と、ニッコリ。

こうしたキャストたちをまとめたのは、『渋谷区円山町』の永田監督。「想いを伝えることをテーマにしようと思って撮影しました。想いを伝えることっていうのは簡単なように思えるんですが、すごく難しいことだなと思うんです。映画には太郎を始め、たくさんの人が出てくるんですけれども、一人一人の思いを丁寧にきっちりと描いていきたいと思いながら撮りました。必ず楽しんでいただけると思うので、今日はゆっくり観てください」と、その満足そうな表情が、作品の仕上がりの良さを物語っているようだ。

公開直前の12月8日(土)には、スペイン坂スタジオで神木くんが公開録音のDJをすることも決定。「まさか自分がDJをやらせていただくなんて思ってもなくて。このことも昨日聞いたばかりなんです。だから昨日からすごい緊張してて…(笑)。でも、太郎の落ち着いた雰囲気そのままに、精一杯太郎になりきってがんばりたいと思います」と抱負を語る神木くん。緊張するには、まだちょっと早いのでは? 最後に「リクエストお待ちしています!」と神木くんからメッセージ。11月1日(木)より『Little DJ〜小さな恋の物語〜』の公式サイトで、公開録音のリクエスト受付がスタートする。

『Little DJ〜小さな恋の物語〜』は12月15日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。

『Little DJ〜小さな恋の物語〜』公式サイト
http://www.little-dj.com/

「東京国際映画祭特集」
http://blog.cinemacafe.net/tiff2007/
《シネマカフェ編集部》

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