これで見納め? イーストウッド、78歳にして『グラン・トリノ』で過去最高興収樹立
2004年度のアカデミー賞主要4部門を総なめにしたヒューマン・ストーリー『ミリオンダラー・ベイビー』など数々の傑作を世に送り出してきた名監督であり、長年にわたって俳優としてもハリウッドのトップで活躍してきたクリント・イーストウッド。彼の監督最新作であり、俳優引退作と囁かれる『グラン・トリノ』が、昨年の12月12日に公開されるや全米で興行収入1億1,000万ドル(2月3日付)を突破し、自身の監督作で過去最高となる興行成績を達成している。
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本作でイーストウッドが演じるのは、凝り固まった偏見を抱えながら老後を送る男・ウォルト。隣りに引越してきた移民少年との出会いにより、ウォルトの偏見に満ちた人生は覆されていく——。
これまでイーストウッドが主演・監督を務めた作品では『許されざる者』('92)が興収1億115万7,447ドル、主演のみに徹した『ザ・シークレット・サービス』('93)が1億231万4,823ドルを記録。それに続き『ミリオンダラー・ベイビー』が3位に並んでいたが、本作は監督作としても主演作としても過去最高となる成績を樹立した。惜しくもアカデミー賞ノミネートとはならなかったが、今回の快挙は『荒野の用心棒』('67)の大ヒット以来、半世紀にわたって第一線に立ってきたイーストウッドが78歳にして成しえた偉業として、全米でも称賛の声が沸き起こっている。果たして、本当にこれで見納めとなってしまうのか? 俳優引退を翻意するように求める声が多くあがっているがイーストウッドの決断やいかに?
『グラン・トリノ』は、日本では4月25日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。日本ではいったいどんな反応を呼び起こすのか、注目したいところだ。
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