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【雅子ブログ】『パリ・オペラ座へようこそ ライブビューイング 2012~2013 』

昨日はバレエ鑑賞へ…。というのはウソのようなホントの話。パリ・オペラ座史上初のライブビューイング『パリ・オペラ座へようこそ ライブビューイング2012~2013』より、バレエ『ドン・キホーテ』を観てきたのでした。

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昨日はバレエ鑑賞へ…。というのはウソのようなホントの話。パリ・オペラ座史上初のライブビューイング『パリ・オペラ座へようこそ ライブビューイング2012~2013』より、バレエ『ドン・キホーテ』を観てきたのでした。

言わずと知れた世界最高峰の劇場、パリ・オペラ座。2012~2013シーズンから選りすぐりのオペラ5作品、バレエ3作品を映画館で、ライブそのままを映像で観ることができるという素晴らしい企画モノです。そうそうパリに行かれないもんね、これはもう必見でしょう! 幕前、幕間に芸術監督の解説、演者にインタビューなどの楽しいオマケ付き。

演目は、オペラが『ホフマン物語』(オッフェンバック)、『カルメン』(ビゼー)、『ファルスタッフ』(ヴェルディ)、『ヘンデルとグレーテル』(フンパーディンク)。バレエには、『ドン・キホーテ』(ヌレエフ版)、『マーラー交響曲第3番』(ノイマイヤー版)、『ラ・シルフィード』(ラコット版)と、パリ・オペラ座人気のレパートリーより。この中で実際に観たことのあるのは、バレエの『ドン・キ』と『ラ・シル』。共に大好きな演目。

まずは、バレエ『ドン・キホーテ』からスタートします。ヌレエフ版は動きも早く、情熱的なドン・キがさらに躍動感溢れて高揚してきます。芸術的要素もたっぷり。お馴染みの見せ場、パ・ド・ドゥは思わずブラボーと叫びたくなるほど。キトリには人気のドロテ・ジルベール、バジリコにはカール・パケット。

ところで、私のオペラデビューはパリ・オペラ座バスティーユです。1989年のフランス革命200年の記念事業で新たにお目見えしたガラスのピラミッド同様、まさにフランス革命勃発の地、バスティーユにオペラ座が建築され、1989年7月13日(革命記念日の前日)に落成されました。ちなみに杮落しの初公演は翌年3月、『トロイヤの人々』(ベルリオーズ)だったそう。オペラ・ガルニエは建築家ガルニエの名前(余談ですが、同名のガルニエという名前の友人がいます)が付いたけれど、バスティーユはバスティーユ。カルロス・オットーが着工したガラス張りのモダニズム様式で、ガルニエとはまた違う魅力です。

で、パリに居た時、同じく初オペラだという友人と「オペラでも観ちゃう?」ってなかんじで上の方の安い席を買い、観たのだけど、まるで分からなかった(笑)。後にオペラに詳しい人に聞くと、「それは初心者がいきなり富士さんに登るようなもんだよ」と言われ、もはや演目すら覚えていないのでした。それから、少しは観る機会もあり、いくつかの代表的な演目を観て、少しずつ面白さも分かってきました。年は取るものですね。バレエはガルニエにもバスティーユにもよく観に行きました。踊りも、衣装も華麗なパリ・オペラ座のバレエは大好きです。

何はともあれ、パリ・オペラ座の舞台が映画館で観られる、という素晴らしいニュースです。

最後に、もうひとつタイムリーなニュースを。パリ・オペラ座の次期芸術監督にバンジャマン・ミルピエが任命された、というニュースが飛び込んできました。ミルピエは、ナタリー・ポートマンの夫と言った方が分かり易いでしょうか。『ブラック・スワン』のバレエ場面の振付を担当しました。定年制があるパリ・オペラ座。来年は人気のニコラ・ル・リッシュ、アニエス・ルテスチュ等、その後はオーレリ―・デュポンも控えているという。また新しい時代がやってくるのでしょう。ミルピエの就任は2014年秋から。
《text:Masako》

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