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リリー・フランキー“盲目の学者”に! 寺島しのぶ&池松壮亮&橋本愛と日米合作映画

『そして父になる』『凶悪』で各映画賞を総ナメにし、独特な雰囲気を放ち俳優としても引っ張りだこのリリー・フランキー。そんな彼が日米合作の映画『シェル・コレクター』で主演を務めることが決定。

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リリー・フランキー/日米合作映画『シェル・コレクター』
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『そして父になる』『凶悪』で各映画賞を総ナメにし、独特な雰囲気を放ち俳優としても引っ張りだこのリリー・フランキー。そんな彼が日米合作の映画『シェル・コレクター』で主演を務めることが決定。主人公を演じ、寺島しのぶ、池松壮亮、橋本愛といった豪華キャストと共演するという。

原作は、アメリカのアンソニー・ドーアの同名短編(「シェル・コレクター/貝を集める人」)。同名処女短編集で「O.ヘンリー賞」を始め、多くの賞を受賞したアンソニー・ドーア作品の初の映画化となる。

本作の主人公は、“貝”の美しさと謎に魅了され、盲目ながら貝類学の世界で名を成し遂げたひとりの学者。彼は、妻、息子と離れ、沖縄の孤島で貝を蒐集しながらひっそりと静かな厭世的生活を送っていた。しかし学者の静謐な日々は、島に流れ着いた女・いづみが出現し、ひとつ屋根の下で暮らし始めたことから次第に狂い始める。ある日、いづみの患っていた奇病を偶然にも貝の毒で治したために、それを知った人々が貝毒による奇跡的な治療法を求めて次々と島に押し寄せるようになるのだが…。

盲目の学者という難役を演じることとなるリリーさんは、「原作、脚本を読んで、かつ、坪田監督の前作『美代子阿佐ヶ谷気分』を観て、日本映画には珍しい絵画的なユニ ークな作品になると思い、出演を決めました。演じる主人公は盲目ですが、『見える=自由』『見えない=不自由』といった単純な図式では計れないものを、盲目の貝類学者を演じることで表現できればと思います。各世代の飛び抜けた共演陣の方々と一緒に、沖縄の自然の力を借りて撮影を楽しんでいます」とコメントを寄せている。

そんな彼が「各世代の飛び抜けた共演陣」と語る、個性豊かなキャストたちの配役も発表。島に流れ着き、学者と同居生活を始める画家・いづみを『キャタピラー』でベルリン映画祭「最優秀女優賞」を受賞した寺島しのぶ。学者の息子・光役には、『愛の渦』『紙の月』の池松壮亮、いづみと同じ奇病に冒された島の有力者の娘・嶌子役には橋本愛。

リリーさんを含め、常に“独特の雰囲気”と評される役者ばかりだが、どんなアンサンブルを見せてくれるのか気になるところだ。

映画はオール沖縄ロケで2月上旬にクランクアップ予定、公開は東京・沖縄を皮切りに2016年より公開予定。
《シネマカフェ編集部》

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