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押切もえ、初の連作短編集「永遠とは違う一日」を刊行!「書きながら泣いたこともある」

モデルとして活動する押切もえが、初の連作短編集である「永遠とは違う一日」を刊行することがこのほど明らかとなった。

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押切もえ、初の連作短編集「永遠とは違う一日」
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  • 「永遠とは違う一日」(新潮社刊)
モデルとして活動する押切もえが、初の連作短編集である「永遠とは違う一日」を刊行することがこのほど明らかとなった。

2013年に書き下ろし長編小説「浅き夢見し」を出版し、阿川佐和子などによる絶賛を受けた押切さん。このほど刊行が決定した連作短編集は、老舗文藝雑誌である「小説新潮」にて初登場、各月連載されたものであり、一読したある有名作家が「これ、ゴーストライターがいるでしょ!?」と編集者に聞いたほどの筆力が高い評価を得ている。

恋に傷つき、仕事に励み、人生の岐路に立つ情勢たちの心情を巧みに掬い取り、女性たちの背中をやわらかく前へと押してくれるような本作は、アイドルを失格した女子高生から、こじらせ系のバツイチ40代まで、さまざまな職業(画家、スタイリスト、助産師など)の女性が登場する。

30代半ばになる押切さんは、「最初は、これまでに出会った素敵な女性や、そろそろ年齢的に書けなくなるかもしれない女子高生の気持ちを書きとめておきたかったんです。でも、そのうちに『こんな立場の女性に会いたい』と思って取材させて頂いた助産院の方やLGBTの方などが、かけがえのない瞬間を下さって、彼女たちの姿を書かずにはいられなくなりました。仕事や恋に悩む点では私も変わらないのだから、彼女たちときちんと向き合いたくて…。恥ずかしい話、いろんな女性の(本当に人それぞれで、でもどこか共通している)悩みを思ううちに、書きながら泣いたこともあります。ひょっとすると私はこの本を完成できたことで、女性として、文章の書き手として、ほんの少しだけ成長させてもらえたのかもしれません」と、一年以上に及んだ執筆の時間をふり返り語っている。

年齢や境遇が異なる女性心理を描き分ける巧みさ、押切さん自らアポイントを十何件も取ってまわった取材の綿密さ、女性ならではの小道具の使い方、そして何より物語の舌を巻く面白さなど、読みどころ満載の連作短篇集に仕上がっている本作。女流作家としての押切さんの新作を楽しみにしていて。

押切もえ著「永遠とは違う一日」は、2月26日(金)より発売(新潮社刊)。
《シネマカフェ編集部》

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