2015年度の賞レースを賑わせ、圧倒的な衝撃度で大ヒットを記録した『セッション』のデイミアン・チャゼル監督最新作『LA LA LAND(ラ・ラ・ランド)』(原題)。第73回ヴェネチア国際映画祭でオープニング上映された本作でヒロインを務めたエマ・ストーンが、見事、同映画祭で女優賞に輝いた。オーディションに受からず、落ち込んでいた女優志望のミア(エマ・ストーン)は、ふとピアノの音色に誘われて入ったジャズバーでピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と最悪な出会いを果たす。偶然にも二度目に出会ったときは、セバスチャンはふてくされながら80年代ポップスをプールサイドで演奏していた。初めての会話でぶつかり合う2人。しかし、お互いの才能に惹かれ始め、次第にそれは恋へと変わっていく――。本作は、28歳にして『セッション』で数々の賞レースを席巻し、世界中を虜にした“若き天才”デイミアン・チャゼルが、圧倒的音楽×ダンスで贈る極上のエンターテインメント。古き良きハリウッドの50~60年代のミュージカル映画を彷彿とさせながら、最高にゴージャスでロマンチックに、若きジャズピアニストと若手女優の恋を描き出す。『きみに読む物語』『ドライヴ』などで人気を博し、『ブレードランナー』続編にも出演するライアン・ゴズリングと、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でアカデミー賞助演女優賞など数多くの賞にノミネートされたエマ・ストーンが、『ラブ・アゲイン』『L.A. ギャング ストーリー』に続いて共演。さらに、『セッション』でアカデミー賞を受賞したJ・K・シモンズや、『ハートビート』『エクス・マキナ』の日系女優ソノヤ・ミズノらが名を連ねる。そんな本作は、カンヌ、ベルリンと並ぶ世界3大映画祭の1つで、今年で73回を数えるヴェネチア国際映画祭のオープニング作品に選出され、8月31日に華やかに同映画祭の開幕を飾った。今回、エマが受賞した女優賞といえば、過去にジュリアン・ムーアが『エデンより彼方へ』(’02)で受賞し、アカデミー賞主演女優賞にノミネート、ヘレン・ミレンが『クィーン』(’06)で受賞し、そのままアカデミー賞を獲得しており、エマにとってもアカデミー賞は射程圏内に。なお、本作は賞レースの前哨戦として知られる、現在開催中のトロント国際映画祭にも出品されている。『LA LA LAND』(原題)は2017年2月、 TOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開予定。
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