【MOVIEブログ】2018ベルリン映画祭 Day6

20日、火曜日。6時半起床。時差ぼけマジックが持続しているようで、4時間睡眠が続いてもまだ大丈夫。日本でもこうだといいのだけどな…。外に出ると、キリっと冷えて気持ちいい。マイナス2度くらい。美しい青空が嬉しい。

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『The Season of Devil』
  • 『The Season of Devil』
20日、火曜日。6時半起床。時差ぼけマジックが持続しているようで、4時間睡眠が続いてもまだ大丈夫。日本でもこうだといいのだけどな…。外に出ると、キリっと冷えて気持ちいい。マイナス2度くらい。美しい青空が嬉しい。

9時からコンペのマスコミ試写で、ガス・ヴァン・サント監督新作『Don’t Worry, He Won’t Get Far on Foot』。アメリカの風刺漫画家ジョン・キャラハンの伝記をベースにした作品で、アルコール依存症の影響で自動車事故を起こし、半身不随になってしまったジョンの魂の回復を描く物語。ジョンに扮するのはホアキン・フェニックス、さすがの安定感で役割をこなしている。

ジョン・キャラハンは確信犯的差別ネタを含んだブラックユーモアで人気を博した人物とのことで(恥ずかしながら僕は存在を知らなかった)、批判されることもあったようだけれど、どん底から這い上がろうとする男のドラマをガス・ヴァン・サントは奇をてらわずに描いていく。誠実なドラマと評価するか、まっとう過ぎると留保するか、好みは分かれそう。

続けていつものように12時のマスコミ試写に並ぼうとすると、本日は一般上映なのでチケットが必要とのこと。そうだったか。焦りながら別建物にあるチケットカウンターに寄ってみると確保が出来たので、安堵して改めてメイン会場に戻る。

見たのは、フィリピンの鬼才ラヴ・ディアズ監督新作『The Season of Devil』(写真)。本作はロック・オペラであるらしいとうわさされていたこともあり、多くの人が楽しみにしていたはず。3時間56分の上映時間はディアズ監督としては長い方ではなく、鑑賞の障害にならない。

70年代のマルコス政権時代を背景に、当時推奨された自警軍が反政府勢力に対して非人道的行為を繰り返していた悲劇を描く内容。セリフのほぼ全てが歌われ、ロックではなかったけれどオペラ的ではある。もっとも、歌に被さる音楽は一切ない。全てのセリフはアカペラの形で歌われて、さすがラヴ・ディアス、センスの良さは並みでない。

4時間の経験の感想がまとまりきれないので、とても手抜きだけれど今日はここまで! 16時から18時半までミーティング。18時半から20時半まで釜山映画祭のプログラマーとビールを痛飲。20時半から、パリ在住の日本人の方との夕食会で、予約してくれたレストランはなんとジョージア料理、とても美味しかった!

ということで、ビールとワインを頂いてしまったので、本日は店じまい。手抜きブログになってしまった…。寝ます!
《矢田部吉彦》

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