世界で感染が拡大している新型コロナウイルス。経済に影響を与えていることは間違いなく、映画業界も大打撃を受けているという。「The Hollywood Reporter」は専門家の分析により、映画の世界興収にすでに約5400億円(50億ドル)の損失が出ていると指摘。その原因の1つには、映画市場2位の中国で、7万館を超える映画館が閉鎖していることが挙げられる。稼ぎ時である旧正月の連休を含む1月24日から2月23日までの中国国内でのチケットの売り上げは、今年は約4億5000万円(420万ドル)。一方、昨年の同時期は約1900億円(17.6億ドル)と、比べ物にならないほどの差が生まれた。専門家は、2月末までの損失は、2160億円(20億ドル)以上になるだろうと予想している。映画市場5位の韓国でも状況は深刻だ。先週末にかけての興行収入は、前年と比べて80%ダウン。韓国の映画業界人は「2015年のMERSのときよりもひどい状況」と語り、「全く見通しが立たない」と困惑しているとのこと。多数の感染者が認められた大邱広域市では9つの映画館が閉鎖されている。ほかの都市では上映本数やスタッフの数を減らすという対策がとられている。イタリアでは国内の約半数の映画館が閉鎖されているようだ。新型コロナウイルスが問題になる前の1月は、興収が前年より22%アップという好調な出だしで2020年のスタートを切っていた。その後は前年と比べて、76%の落ち込みようだという。
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