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社会問題“違法くじ”とは? ベトナム社会のタブーに切り込む『走れロム』日本公開

ベトナム・サイゴンの裏町を舞台にした映画『走れロム』(原題:ROM)の日本公開が決定した。

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『走れロム』(C) 2019 HK FILM All Rights Reserved.
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ベトナム・サイゴンの裏町を舞台に、孤児の少年ロムが夢を叶えるため、違法宝くじに挑む姿を疾走感溢れるスタイリッシュな映像とエモーショナルな演出で描いた『走れロム』(原題:ROM)の日本公開が決定した。

活気に満ちたサイゴンの路地裏にある古い集合住宅。住民たちは、投資家を装う詐欺師の債権者から多の借金を背負い、アパートを維持するため大金が当たる違法宝くじに熱中。14歳の孤児ロムは、そこで宝くじの当選番号の予想屋として生計を立てていた。地上げ屋から立ち退きを迫られている裏町の住民たちを救うため、生き別れになった両親を捜すため、ロムは危険な違法宝くじで一攫千金の賭けに出る。

『走れロム』(C) 2019 HK FILM All Rights Reserved.
社会主義国家のベトナムにおいて顕在化させたくない社会問題「違法くじ」を描いたことで、当局の検閲が入り、修正を余儀なくされた本作。そんな苦境を経て迎えたベトナムでの公開は、ロングランヒット中だったクリストファー・ノーラン監督の『TENET テネット』を興行成績で圧勝する奇跡の大ヒットを記録。第24回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門最優秀作品賞受賞ほか、多くの映画祭で高い評価をうけた。

今回、日本でも修正バージョンを公開し、これに先立って3月5日(金)より開催される「第16回大阪アジアン映画祭」特別招待作品部門で日本初上映も決定している。

監督は、本作が長編デビューとなった新鋭チャン・タン・フイ。プロデューサーには『青いパパイヤの香り』『シクロ』のトラン・アン・ユン監督が名を連ねる。

『走れロム』は6月、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》

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