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玉山鉄二「ゆっくり、進もうか」の台詞が心に響く『今はちょっと、ついてないだけ』特報解禁

作家・伊吹有喜の同名小説を原作にした玉山鉄二主演映画『今はちょっと、ついてないだけ』より、特報が解禁された。

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『今はちょっと、ついてないだけ』 (c)2022映画『今はちょっと、ついてないだけ』製作委員会
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作家・伊吹有喜の同名小説を原作にした玉山鉄二主演映画『今はちょっと、ついてないだけ』より、特報が解禁された。


>>『今はちょっと、ついてないだけ』あらすじ&キャストはこちら

今回解禁となった特報は、不本意ながら借金を抱え表舞台から姿を消した、玉山鉄二演じる元人気カメラマンの立花が、音尾琢真演じる失職した元テレビマンの宮川、深川麻衣演じる求職中の美容師の瀬戸、そして団長安田演じる落ち目な芸人の会田らとシェアハウスで出会い、“今はちょっと、ついてない”仲間たちと過ごす日々を映し出している。

美しい緑の木々に囲まれた北竜湖でのカヌー。心も身体も温まる一杯のコーヒー。共に時間を共有しながら、「今ここにたどり着き、生きている」主人公たち。「ゆっくり、進もうか」と再びカメラを構える立花の気持ちが静かに伝わる特報映像になっている。

本作について、柴山健次監督は「この物語は30代半ばから40代の人生模様に絞っている。一通りの体験を経た世代であり、立ち止まってしまう時期であり、振り返ってしまう時期。自分のこれまでが、これからが、正しいなんて言い切れない不安感の中、それでも月日は流れていってしまう。誰もが必死で生きていると知りながらも、自分だけが苦しんでいるんじゃないかと、考えてしまう」と解説する。

その上で「様々な人生模様を通して、物語の受け手の私たちにも、同じ思いを見せてくれる。苦しみも哀しみも引き受けて、この先を生きるんだと、勇気を与えてくれる物語。がむしゃらに働くことが善しとされ、疲れ果てている世代に、包み込むような愛のある眼差しの映画となる」とコメント。

本作はままならない現実を「今はちょっと、ついてないだけ」と受け入れ、重ねる日々に“心が本当に求めるもの”を見出していく、優しい一本になっている。

『今はちょっと、ついてないだけ』は4月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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