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『ライフ・ウィズ・ミュージック』Sia監督を支えたトム・ハンクスとの意外な接点

ポップ・ミュージック・ムービー『ライフ・ウィズ・ミュージック』にて、Sia監督がアーティストとしての個性を発揮し、ユニークな試みで誕生した本作の裏側が明らかになった。

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『ライフ・ウィズ・ミュージック』メイキング(C) 2020 Pineapple Lasagne Productions, Inc. All Rights Reserved.
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  • 『ライフ・ウィズ・ミュージック』(C)2020 Pineapple Lasagne Productions, Inc. All Rights Reserved.
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シンガーソングライター・Sia(シーア)がケイト・ハドソンと、「シャンデリア」MVに出演したマディ・ジーグラーを迎え、初監督と原案・脚本・製作まで手掛けたポップ・ミュージック・ムービー『ライフ・ウィズ・ミュージック』。このほど、“映画監督”に初挑戦したSiaが、“Siaらしさ”を追求していく大変さと試行錯誤、その過程で支えになった大切な存在まで、アーティストとしての個性を発揮しユニークな試みで誕生した本作の裏側が明らかになった。


>>『ライフ・ウィズ・ミュージック』あらすじ&キャストはこちらから

孤独な主人公ズー(ケイト・ハドソン)の苦悩と成長が描かれるドラマシーンと、登場人物の心情を表現したカラフルでポップな音楽シーンを交錯させ、これまでにない映画を生み出したSia監督。

ドラマシーンを構築していく背景には“大好きな映画”の存在があったそうで、「人々の感情をかき立てたかった。『フォレスト・ガンプ/一期一会』や『レインマン』、『ギルバート・グレイプ』のような映画が大好きで、それまであんなに素晴らしい作品を見たことがなかった。あの頃の気持ちが懐かしくて。そういった映画が今は少ないように思う。心が折れて、それでも立ち直る、という感じの映画を撮りたかった」と思いを語る。

一方で、音楽シーンでは物語を進行させるために歌を使う従来の音楽映画やミュージカル映画とは違い、ミュージック(マディ・ジーグラー)の頭の中で繰り広げられる音楽世界を、リアルなストーリーに差し込みながら展開する斬新なスタイルで構築。その世界は1曲1曲が自己完結型のミュージック・ビデオのように構成され、キャラクターの心情を体感でき、さらにカラフルでポップな衣装やセットが観る者を魅了する。

劇中、Sia監督が今作のために書き下ろした12曲ものオリジナル楽曲が使用されているが実は当初、本作のためにオリジナル曲を作ることは想定しておらず、むしろ、彼女が気に入った既存曲を提案していたという。しかし、その考えを周囲に打ち明けると、「周りが(Siaが映画を作るのに)“バカじゃないの?”と言うから(笑)最終的に耳を傾けました」と、楽曲制作をすることに。主題歌「Together」さえも撮影の過程で書かれ、曲が完成してから再撮影をしたそうで、映画監督として“Siaらしさ”がつねに求められたことをふり返った。

そして、その道のりのなか、Siaにとってかけがえのない支えになったのが、Siaが“大好きな映画”と公言している『フォレスト・ガンプ/一期一会』で主人公を演じたトム・ハンクスだった! 「実は、トム・ハンクスが本作のファーストカットを見に来てくれて『皆はこの作品を好きになるか、嫌いになるかのどちらかだ』と言ったんです。そして、セカンドカットにも来てくれて『なんで前に見たときよりも、4倍も良くなっているんだ?』と言いました。たった1つの違いだけど。音楽シーンに登場する曲の歌詞をすべて変えていたんです。そして、キャストたちに(音楽シーンで)口パクをさせない方が賢明だと思って、リップシンクを排除することを決めました。なぜなら、それが、物語を伝えるために重要な部分だから」と、追求し続けることで極めることができたアーティスト・Siaらしい新しい表現と、その新しい試みを密かに支えてくれたトムの存在を明かしてくれた。

『ライフ・ウィズ・ミュージック』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。

《シネマカフェ編集部》

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