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ジュード・ロウ主演、崩壊する“理想の夫妻”描く心理スリラー『不都合な理想の夫婦』4月公開

ジュード・ロウとキャリー・クーンが夫婦役を演じた『THE NEST』が邦題『不都合な理想の夫婦』として4月29日(金)より公開されることが決定し、ポスタービジュアルが解禁された。

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『不都合な理想の夫婦』 (C)Nest Film Productions Limited/Spectrum Movie Canada Inc. 2019
『不都合な理想の夫婦』 (C)Nest Film Productions Limited/Spectrum Movie Canada Inc. 2019
  • 『不都合な理想の夫婦』 (C)Nest Film Productions Limited/Spectrum Movie Canada Inc. 2019
  • ジュード・ロウ (C) Getty Images

ジュード・ロウとキャリー・クーンが夫婦役を演じた『THE NEST』が邦題『不都合な理想の夫婦』として4月29日(金)より公開されることが決定し、ポスタービジュアルが解禁された。

1986年。N.Y.で貿易商を営む英国人のローリーは、米国人の妻アリソンと、息子と娘の4人で幸せに暮らしていた。満ち足りた生活を送っているように思えたが、大金を稼ぐ夢を追って、好景気に沸くロンドンへの移住を妻に提案。かつての上司が経営する商社に舞い戻ったローリーは、その才能を周囲から評価され、復帰を歓迎される。

プライベートではロンドン郊外に豪邸を借り、息子を名門校に編入させ、妻には広大な敷地を用意。それはまるで、アメリカン・ドリームを体現した勝者の凱旋のようだった。しかし、ある日、アリソンは馬小屋の工事が進んでいないことに気づく。業者に問い合わせると、支払いが滞っており、更には驚くべきことに新生活のために用意をしていた貯金が底を突いていることを知ってしまう…。

ジュード・ロウ (C) Getty Images

サンダンス映画祭のプレミア上映で話題を巻き起こし、英国インディペンデント映画賞では6部門にノミネートを果たした本作。主人公のローリーを演じたのは『ファンタスティック・ビースト』シリーズや『シャーロック・ホームズ』シリーズなどで人気を誇るジュード・ロウ。その妻アリソン役には「FARGO/ファーゴ3」でエミー賞にノミネートされ、近年は『ゴーストバスターズ/アフターライフ』など話題作への出演が続くキャリー・クーン

監督は『マーサ、あるいはマーシー・メイ』でサンダンス映画祭の監督賞を受賞したショーン・ダーキン。英米の両国で暮らした体験から、自身で感じた文化的な差異を基に脚本を手掛けた。

今回解禁となったポスタービジュアルは、社会的成功を求め、ロンドンに移住をしてきた夫婦の姿を写している1枚。2人は横並びではなく、前後に距離を取った状態で佇んでおり、夫のローリーはこれからの生活を想像し、薄っすら微笑んでいるように思えるが、一方の妻アリソンは顔の半分以上が影に隠れ、夫へのどこか疑惑の眼差しを浮かべているように見える。

「夢を追うほど、悪夢になった。」というコピーが示しているように、夫が野望に燃え、夢を追いかければ追いかけるほど、妻との心の距離は遠くなり、やがて絶望の淵に堕ちてしまう展開を予感させる。

理想の夫妻の“不都合”な真実が明かされる、美しくもダークな極上の心理スリラーだ。

『不都合な理想の夫婦』4月29日(金)よりkino cinnema横浜みなとみらい、立川高島屋S.C.館・天神 ほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

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