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『南極料理人』『横道世之介』そして『さかなのこ』…沖田修一監督にしか描けない多幸感とは?

のん主演『さかなのこ』をはじめ沖田修一監督作品を貫く、皆がちょっとずつ幸せに、前向きになっていく温かな人間ドラマをふり返り。

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『さかなのこ』(C)2022「さかなのこ」製作委員会
『さかなのこ』(C)2022「さかなのこ」製作委員会
  • 『さかなのこ』(C)2022「さかなのこ」製作委員会
  • 沖田修一監督
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  • 『南極料理人』
  • 『横道世之介』-(C)2013「横道世之介」製作委員会
  • 『キツツキと雨』 -(C) 2011「キツツキと雨」製作委員会
  • 『子供はわかってあげない』(C)2020「子供はわかってあげない」製作委員会 (C)田島列島/講談社
  • 『モリのいる場所』-(C)2017「モリのいる場所」製作委員会

あの“さかなクン”の半生を、主演・のんでユーモアたっぷりに描く映画『さかなのこ』。監督を務めるのは、その唯一無二の作風とユーモア溢れる演出で俳優陣から根強く支持される沖田修一。監督の過去の名作にも、最新作『さかなのこ』にも、皆がちょっとずつ幸せに、前向きになっていく多幸感溢れる世界観は健在、その温かな人間ドラマをふり返った。


『南極料理人』(2009)


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極寒の南極ドームふじ基地にやってきた8人の観測隊員の1人、西村の仕事は隊員の毎日の食事を作ること。約1年半もの間、遠く離れた日本に家族や恋人を残し、隊員たちが慣れない環境の中で悪戦苦闘しながらも次第に絆を深めていく様子や隊員たちの喜怒哀楽を、数々の美味しそうな料理とともに描く。

主演には堺雅人、観測隊の仲間として生瀬勝久、きたろう、高良健吾ら実力俳優が揃う。沖田監督のキャリア初期を代表する名作として人気の高い1本。


『キツツキと雨』(2011)


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森で暮らす無骨な木こりと、デビュー作のゾンビ映画の撮影にやってきた気の弱い映画監督が出会い、年齢や環境、価値観を超えて心を通わせ合っていくプロセスをハートウォーミングに描くコメディ・ドラマ。無骨な木こり役の役所広司、新人映画監督役の小栗旬の初共演で描いた。

普段なら決して交差することのないような人生を送る2人の交流が、村と撮影隊の奇妙なコラボレーションを生み出していく。第24回東京国際映画祭で審査員特別賞を受賞。ゾンビ映画の撮影というシュールさや、独特のテンポ感にクスっと笑える温かな作品となっている。


『横道世之介』(2012)


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『怒り』『悪人』『パレード』など数々の名作を世に生み出す吉田修一による青春小説の映画化。1980年代を舞台に、長崎の港町から大学進学のため上京したお人好しの青年・横道世之介や、その恋人で社長令嬢の与謝野祥子らが謳歌した青春時代を、心温まるユーモアを交えながら描く。

主人公の世之介に高良健吾、ヒロイン・祥子に吉高由里子ほか、池松壮亮、伊藤歩、綾野剛らが豪華俳優陣が出演。『さかなのこ』で沖田監督と再タッグを組んだ劇団「五反田団」主宰の劇作家で小説家の前田司郎が共同脚本を担当。この年の映画賞にことごとく名を連ね、プロの評論家からも映画ファンからも圧倒的な支持を集めた本作は、沖田監督への人気と信頼を確固たるものにした1本であり、最高に愛おしい主人公・世之介の姿は見逃せない。


『子供はわかってあげない』(2021)


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田島列島の人気同名コミックを実写映画化した青春ドラマ。ひょんなことがきっかけで意気投合した水泳部の美波と書道部のもじくん。美波のもとに突然届いた「謎のお札」をきっかけに、2人は美波が幼い頃に別れた父親探しの旅に出る…。

主人公・美波役を上白石萌歌、もじくん役を細田佳央太がフレッシュに好演し、豊川悦司、千葉雄大、斉藤由貴、古舘寛治らが脇を固めた。忘れられない夏休みを思い出す甘酸っぱい青春の1本!


『さかなのこ』(9月1日公開)


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日本中の誰もが知る“さかなクン”の半生を、沖田監督がのんを主演に迎えて映画化。さかなクンの自叙伝「さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~」を基に、フィクションを織り交ぜながらユーモアたっぷりに描く。小学生のミー坊はお魚が大好きで、寝ても覚めても魚のことばかり。周囲の子どもとは少し違うことを心配する父・ジロウに対し、母・ミチコはそんなミー坊を温かく見守り、背中を押し続ける。

子どものように天真爛漫で好きなことに一直線、周囲の人間をいつのまにか幸せにする不思議な魅力にあふれた主人公“ミー坊”を、話題作へ立て続けに出演するのんさんが性別の垣根を越え、生命力いっぱいに演じている。

沖田修一監督

なお、テアトル新宿、シネ・リーブル池袋では、『さかなのこ』の公開を記念した「沖田修一監督特集上映」を開催中。『横道世之介』『子供はわかってあげない』をはじめ、山崎努と樹木希林が初共演を果たし、伝説の画家・熊谷守一夫妻を演じた人間ドラマ『モリのいる場所』や、第158回芥川賞と第54回文藝賞をダブル受賞した若竹千佐子のベストセラー小説を田中裕子主演で映画化した『おらおらでひとりいぐも』、沖田監督の自主映画で劇場初公開となる『おーい!どんちゃん』をスクリーンで体感することができる。

『さかなのこ』は9月1日(木)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。


【沖田修一監督特集上映 概要】
【上映劇場・期間】
シネ・リーブル池袋 8月19日(金)~8月25日(木)
『モリのいる場所』
『おらおらでひとりいぐも』
『子供はわかってあげない』

テアトル新宿 8月26日(金)~8月31日(水)
『横道世之介』
『おーい!どんちゃん』 ※劇場初公開作品

【鑑賞料金】1,000円均一
※劇場により上映期間・作品が異なりますのでご注意ください。
※日替わり上映となります。詳細な上映日は各劇場HPよりご確認ください。


小説 映画 さかなのこ
¥1,430
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
南極料理人
¥1,250
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《シネマカフェ編集部》

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