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中国で社会現象となる大ヒットを記録、慎ましい農民夫婦の愛描く『小さき麦の花』来年2月公開

2022年ベルリン国際映画祭で大きな話題を呼んだ『RETURN TO DUST』(英題)が『小さき麦の花』の邦題で来年2月に公開されることが決定した。

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『小さき麦の花』©2022 Qizi Films Limited, Beijing J.Q. Spring Pictures Company Limited. All Rights Reserved.
『小さき麦の花』©2022 Qizi Films Limited, Beijing J.Q. Spring Pictures Company Limited. All Rights Reserved.
  • 『小さき麦の花』©2022 Qizi Films Limited, Beijing J.Q. Spring Pictures Company Limited. All Rights Reserved.

2022年ベルリン国際映画祭で大きな話題を呼んだ『RETURN TO DUST』(英題)が『小さき麦の花』の邦題で来年2月に公開されることが決定した。

中国西北地方の農村を舞台に、互いに家族から厄介払いされ見合い結婚させられた貧しい農民のヨウティエと内気なクインが、やがて互いを慈しみ、作物を育て家を作り、慎ましくも強い絆で結ばれた日々を追った<永遠の愛>についての物語。

本作の邦題『小さき麦の花』は、映画のなかで主人公の2人が行う「あるシーン」にちなんで付けられたもの。懸命に働く農民の夫婦の美しさをイメージしたタイトルとなっている。

夫婦役には、数々の大ヒットドラマや2018年中国No.1ヒット『オペレーション:レッド・シー』などで知られる国民的女優ハイ・チンがノーメイクで農村の女性になりきり、監督の叔父で実際に農民でもあるウー・レンリンが挑んだことも話題を呼んだ。監督は『僕たちの家に帰ろう』のリー・ルイジュンが務めた。

ベルリン国際映画祭の星取りでは驚異の4.7点をマークし、金熊賞最有力と絶賛されるも無冠。レビューサイトRotten Tomatoesでは100%フレッシュを記録、中国ではTikTokでの「泣ける映画」「感動作」など絶賛口コミが火付け役となり、若い世代を中心に社会現象となる大ヒットを記録し<奇跡の映画>と呼ばれる作品となった。

米バラエティ紙は「砂漠の風景を背景とした本作は、力強く詩情溢れる場面に満ちている。主人公2人の並外れて共感を呼ぶ、抑制された演技が素晴らしい」と絶賛し、仏リベラシオン紙では「この輝かしい映画を観た後、観客はウサギのように真っ赤に泣き腫らした目で劇場を後にした」と本作への熱い共感を寄せるなど、洋の東西を問わず感動が広がっている。

『小さき麦の花』は2023年2月10日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。


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《シネマカフェ編集部》

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