ロサンゼルス映画批評家協会賞が発表された。今年の作品賞はミシェル・ヨー主演『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』と、ケイト・ブランシェット主演『TAR』の2作品が受賞した。
1975年から48回行われているロサンゼルス映画批評家協会賞で、これまで作品賞が2作品選ばれたのは1975年の『カッコーの巣の上で』と『狼たちの午後』、1976年の『ネットワーク』と『ロッキー』、2013年の『ゼロ・グラビティ』と『her/世界でひとつの彼女』と3度あり、今回で4度目。
ロサンゼルス映画批評家協会賞はアカデミー賞の前哨戦の一つであり、注目は集めているものの、作品賞がアカデミー賞の作品賞と重なることはあまりない。昨年作品賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)は、アカデミー賞では国際映画長編賞を受賞した。
主な受賞者、受賞作品は以下の通り。
作品賞
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
『TAR』
監督賞
トッド・フィールド『TAR』
主演俳優賞
ケイト・ブランシェット『TAR』
ビル・ナイ『生きる Living』
助演俳優賞
ドリー・デ・レオン『Triangle of Sadness』
キー・ホイ・クァン『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
脚本賞
トッド・フィールド『TAR』
アニメ賞
『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』