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『アントマン』第3弾から『ザ・マーベルズ』「ロキ」S2…MCUフェーズ5を紹介

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)2023年に公開・配信予定の作品に注目

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『アントマン&ワスプ:クアントマニア』 (c)Marvel Studios 2022
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』 (c)Marvel Studios 2022
  • 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』 (c)Marvel Studios 2022
  • 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』 (c)Marvel Studios 2022
  • 『アントマン&ワスプ:クアントマニア(原題)』2023年2月17日 US公開 (c) 2022 Marvel
  • 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』 (c)Marvel Studios 2022
  • 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(c) 2022 Marvel
  • ジェームズ・ガン-(C)Getty Images
  • 「シークレット・インベージョン」(c) 2022 Marvel
  • 「シークレット・インベージョン」(c) 2022 Marvel

「今までのトラブルとは“次元が違う”」。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)フェーズ4のほぼ折り返しにあたる『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)で、ピーター・パーカーにそう話したのはデアデビルこと弁護士のマッド・マードック。

MCUではフェーズ1~フェーズ3の「インフィニティ・サーガ」で6つのインフィニティ・ストーンを巡るサノスとの戦いが決着、Disney+(ディズニープラス)配信の「ワンダヴィジョン」からスタートしたフェーズ4~フェーズ6は「マルチバース・サーガ」と位置づけられている。

その名のとおり、『ノー・ウェイ・ホーム』には別のユニバースから過去作のスパイダーマンが集結、さらに続く『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』においても、マルチバースを行き来するアメリカ・チャベスとともにストレンジが別ユニバースの自分自身と戦いを繰り広げていた。

明らかにこれまでのMCUとは次元の違う出来事が起き続けたフェーズ4は、劇場公開映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』にて最終章。フェーズ5は、小さなヒーロー・コンビ、アントマンとワスプの活躍から幕を開ける。『マルチバース・オブ・マッドネス』と「ワンダヴィジョン」の関連が密接だったように、今後もドラマシリーズの存在は重要だ。

ますます壮大に拡がるMCUで、2023年に公開・配信予定のフェーズ5の作品をまとめてみた。

【フェーズ5】作品


映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』


2月17日(金)より劇場公開

『アントマン』シリーズ第3弾。『アベンジャーズ/エンドゲーム』で大活躍したスコット・ラング/アントマン(ポール・ラッド)。しかし、ホープ/ワスプ(エヴァンジェリン・リリー)、さらにホープの両親ハンク・ピム博士(マイケル・ダグラス)とジャネット・ヴァン・ダイン(ミシェル・ファイファー)、スコットの娘キャシー(キャスリン・ニュートン)とともに、実験中の事故により量子世界へと引きずり込まれてしまう。

そこで出会ったのは…ありとあらゆる場所や時代を行き来するという征服者カーン。『アベンジャーズ』シリーズ第5弾『アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ』(原題)で最強最悪のヴィランになるとされているキャラクターだ。演じるのは、Netflix映画『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール』や『クリード3』(原題)などに出演するジョナサン・メジャース。

『アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ』に「直結する」とケヴィン・ファイギも語る今作は、同作の脚本も担当するジェフ・ラブネスが脚本を手がけ、前2作に続いてペイトン・リードが監督。アントマンの軽妙さはそのままに、物語は新たな次元へと向かう。

予習するならこの作品?


「ロキ」で神聖時間軸を管理していた“在り続ける者”にそっくりな(!?)カーン。しかし、特報映像を見る限り佇まいや話しぶりはまるで別人のようで、カーンは別の時間軸を生きる“変異体”であり、ロキとシルヴィのような関係ではないかと推測されている。


ドラマ「シークレット・インベージョン」


ディズニープラスにて春配信

国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.の元長官で、“アベンジャーズの創設者”であるニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が、MCUの壮大な歴史の裏で長年立ち向かってきた地球外からの“インベージョン(侵略)”の阻止に挑む。

侵略を企てるのは、『キャプテン・マーベル』などにも登場した、あらゆる人物に擬態する能力のある種族・スクラル人。これまでもその能力で周囲を翻弄してきた彼らが今回も暗躍、誰が敵で誰が味方なのか全くわからない、緊張感あふれるサスペンススリラーが展開する。

「キャプテン・アメリカ&ウィンター・ソルジャー」や「ムーンナイト」「ミズ・マーベル」「シー・ハルク:ザ・アトーニー」といった作品のように、海外ドラマファンにも刺さるようなオリジナルシリーズならではの斬新な世界観が楽しめそうだ。

ジェームズ・“ローディ”・ローズ/ウォーマシン(ドン・チードル)、マリア・ヒル(コビー・スマルダーズ)、スクラル人のタロス(ベン・メンデルソーン)、ロス(マーティン・フリーマン)に加え、さらに『あの夜、マイアミで』でマルコムXを演じて注目されたキングズリー・ベン=アディル、「ゲーム・オブ・スローンズ」以来のドラマシリーズ出演となるエミリア・クラーク、アカデミー賞&エミー賞受賞のオリヴィア・コールマンとキャストにも注目。

予習するならこの作品?


スクラル人が初登場した『キャプテン・マーベル』はもちろん、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』をエンドクレジットまでじっくり見る、ことが重要かも。


『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』


5月3日(水・祝)より劇場公開

ジェームズ・ガン監督による『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ第3弾。MCUのヒーローシリーズで同じ監督が3部作を担当するのは、『スパイダーマン』『アントマン』と本シリーズのみ。それだけ一貫した世界観が大切にされ、ファンからもキャスト陣からも愛される最新作にして完結編となる。

地球生まれ銀河育ちのスター・ロードことピーター・クイル(クリス・プラット)。宇宙一凶暴な毒舌アライグマ・ロケット(声:ブラッドリー・クーパー)や、その相棒で「僕はグルート」でお馴染みの木・グルート(声:ヴィン・ディーゼル)、暗殺者としてサノスに育てられたネビュラ(カレン・ギラン)、どこか抜けている怪力の破壊王ドラックス(デイヴ・バウティスタ)、純粋すぎる心の持ち主で周りの空気など気にしないマンティス(ポム・クレメンティエフ)と超個性的がメンバーが帰ってくる。

さらに『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で亡くなったはずの暗殺のエキスパート・ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)も登場。やはり銀河にはガーディアンズが必要なのだ。

予習するならこの作品?


『アベンジャーズ/エンドゲーム』のラストで雷神ソー(クリス・ヘムズワース)と宇宙へ飛び立ったガーディアンズ。その後、『ソー:ラブ&サンダー』では銀河中から救難信号を探知し、人々を助けるべく出動していたが…。


ドラマ「エコー」(原題)


ディズニープラスにて夏配信

「ホークアイ」でMCUに初登場した“エコー”ことマヤ・ロペスの原点を描くドラマシリーズ。ろう者の俳優アラクア・コックスがエコー役を続投する。

故郷へ帰った彼女は、ニューヨークでの自分の非情な振る舞いのせいで追い詰められることに。ネイティブアメリカンとしての出自や家族のルーツをたどり、自分の過去と向き合い、前に進もうとする彼女の戦いや葛藤が描かれていく。

マッド・マードック/デアデビル役のチャーリー・コックス、ウィルソン・フィスク/キングピンを演じたヴィンセント・ドノフリオも登場予定ほか、デヴァリー・ジェイコブス、グラハム・グリーンらネイティブアメリカンのルーツを持つ俳優たちが多数出演。

予習するならこの作品?


「ホークアイ」では、父を殺したローニン=ホークアイ(ジェレミー・レナー:どうぞお大事に)への復讐を果たそうとしたエコー。今作ではその後の出来事が描かれる。


ドラマ「ロキ」シーズン2


ディズニープラスにて夏配信

シルヴィ(ソフィア・ディ・マルティーノ)をはじめ、様々な世界線のロキが登場して話題を呼んだ「ロキ」のシーズン2。アベンジャーズから逃げ出した“裏切り王子”ロキ(トム・ヒドルストン)は、“世界の時間”を監視するTVA(時間変異取締局)という謎の組織に拘束。自由の身になるため、TVAの様々な任務に渋々協力するロキは、やがて時空を操り世界の歴史を支配する恐ろしい存在に気づいていく。

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』にも登場する征服者カーン(の変異体!?)が現れ、衝撃的なラストを迎えたシーズン1の直後から始まる新たな物語。トムは「もっと危険なマルチバースが描かれます」とD23 Expoで語っている。

ロキの相棒になったメビウス(オーウェン・ウィルソン)に、ラヴォーナ・レンスレイヤー(ググ・バサ=ロー)ほか、カオスなマルチバースを描いた『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で大活躍するキー・ホイ・クァンも出演。

予習するならこの作品?


『アベンジャーズ/エンドゲーム』の途中で消えてしまった、『アベンジャーズ』1作目時代のロキ(若干ややこしい)。まだ詳細は不明ながらも『アントマン&ワスプクアントマニア』はマストチェックとなりそう。


映画『ザ・マーベルズ』(原題)


11月10日よりUS劇場公開

キャロル・ダンヴァースことキャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)を主人公にした『キャプテン・マーベル』の続編。キャロルはカマラ・カーン/ミズ・マーベル(イマン・ヴェラーニ)、S.W.O.R.D(知覚兵器観察対応局)のエージェントであるモニカ・ランボー(テヨナ・パリス)とチームを結成。長年の相棒ニック・フューリーも登場する。

さらに、韓国ドラマ「梨泰院クラス」で知られるパク・ソジュンが出演確定。韓国俳優としては『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のスヒョン(英名クローディア・キム)、『エターナルズ』のマ・ドンソク(英名ドン・リー)に続いて3人目のMCU参加。新たなファンを呼び込めるかも。

予習するならこの作品?


「ワンダヴィジョン」で、意図せずワンダのパワーを浴びてしまったモニカは原作コミックでは2代目キャプテン・マーベルとして活躍している。また、「ミズ・マーベル」の主人公カマラは、いわゆる“成功したオタク”。キャプテン・マーベルとの共闘を夢見る彼女のルーツにも触れておきたい。


ドラマ「アイアンハート」(原題)


ディズニープラスにて秋配信

映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のその後を描くドラマシリーズ。同作に初登場し、シュリ/新ブラックパンサー(レティーシャ・ライト)と意気投合した天才発明家リリ・ウィリアムズ(ドミニク・ソーン)が主人公。エグゼクティブ・プロデューサーも『ブラックパンサー』シリーズ監督のライアン・クーグラー。

アイアンマンをしのぐほどの天才発明家でシュリも一目置くリリが、最先端のアーマーで”アイアンハート”として戦いに挑む。魔術を扱うキャラクター、パーカー・ロバート/ザ・フード役で『トランスフォーマー/ビースト覚醒』『イン・ザ・ハイツ』のアンソニー・ラモス、さらに『ボラット』シリーズのサシャ・バロン・コーエン、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のオールデン・エアエンライク、「THIS IS US/ディス・イズ・アス」のリリック・ロスが出演。テクノロジーで生まれたヒーローと魔術を扱うヒーローが同じ世界に共存し、壮大な戦いが描かれる模様。

予習するならこの作品?


授業の課題で、身近にあるスクラップから希少な鉱石ヴィブラニウムの探知機を作ってしまう才能に溢れたリリ・ウィリアムズ。その創造力や発想力は『アイアンマン』のころのトニー・スタークの姿を思い起こさせる。


ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」(原題)


ディズニープラスにて冬配信

キャスリン・ハーン Photo by Matt Winkelmeyer/Getty Images

「ワンダヴィジョン」で誰もがファンになった(!?)ワンダの隣人で、ヴィランであるアガサ・ハークネス(キャスリン・ハーン)を主人公にしたスピンオフ。

「レギオン」のオーブリー・プラザ、「ハートストッパー」チャーリー役で大人気となったジョー・ロックの出演ほか、「ワンダヴィジョン」でハート夫人を演じたエブラ・ジョー・ラップがキャストに加わったことを「Deadline」が報じている。タイトルのCOVENとは魔女たちの集団、集まりのこと。

予習するならこの作品?


アガサに出会ったことで、ワンダはスカーレット・ウィッチとして覚醒してしまった。そのカギとなったのが、アガサが持っていた邪悪な魔術書「ダークホールド」だ。その禁断の書は『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』にも登場した。


アニメ「ホワット・イフ…?」シーズン2(原題)


ディズニープラスにて配信予定

MCUの様々なヒーローたちが「もしも…?」の世界を生きるアニメシリーズ。シーズン1では亡きチャドウィック・ボーズマンをはじめ、実写作品でそのキャラクターを演じるスター俳優たちがボイスキャストを担当した。


アニメ「X-MEN ‘97」(原題)


ディズニープラスにて秋配信予定

90年代のタイムラインで新しいストーリーを展開する、X-MENのアニメーションシリーズ


2024年以降は――


ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」(原題)


ディズニープラスにて2024年春配信

「シー・ハルク:ザ・アトーニー」ディズニープラス配信中

昼は弁護士だが、夜は法では裁ききれない悪へと立ち向かうヒーロー、マット・マードックことデアデビル。Netflixで打ち切りとなった後、ファンが続編を熱望していた彼の物語がディズニープラスで始動する。

同じく弁護士ヒーローの活躍を描く「シー・ハルク:ザ・アトーニー」では、先の「Marvel デアデビル」とはまた違う人間味溢れるキャラクターを見せていた。ウィルソン・フィスク/キングピン(ヴィンセント・ドノフリオ)も再登場。

映画『キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー』(原題)


2024年5月3日US劇場公開

『キャプテン・アメリカ』シリーズ第4弾。「キャプテン・アメリカ&ウィンター・ソルジャー」で誕生したアンソニー・マッキー扮するサム・ウィルソン/新キャプテン・アメリカが活躍。新生アベンジャーズが結成されるのか!? なお、故ウィリアム・ハートに代わり、ハリソン・フォードがサディアス・“サンダーボルト”・ロス役を演じるという。

映画『サンダーボルツ』(原題)


2024年7月26日US劇場公開

『ブラック・ウィドウ』のレッドガーディアンやタスクマスター、エレーナ、『アントマン&ワスプ』のゴースト、「キャプテン・アメリカ&ウィンター・ソルジャー」のUSエージェントらMCUのアンチヒーローたちがチームに。バッキーことウィンター・ソルジャーも参加する。

『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』でも暗躍した現・CIA長官ヴァルこと“コンテッサ”・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)がメンバーをスカウト。マーベルのプロデューサー、ネイト・ムーアはヴァルのことを「より辛辣で面白く、よりダークなニック・フューリー」と説明している。


映画『ブレイド』(原題)


2024年9月6日US劇場公開

マハーシャラ・アリ

フェーズ5の最終章とされる今作は、ウェズリー・スナイプス主演で人気を博した『ブレイド』のリブート。主演は「Marvel ルーク・ケイジ」『グリーンブック』のマハーシャラ・アリ。半ヴァンパイアのブレイドを演じる。


映画『デッドプール3』(原題)


2024年11月8日US劇場公開

あの破天荒ヒーローがついにMCU入り。『LOGAN/ローガン』でウルヴァリン卒業を表明していたヒュー・ジャックマンが、デッドプールことライアン・レイノルズのために再び同役を演じることに! 『フリー・ガイ』のショーン・レヴィが監督。


【フェーズ6】作品


『ファンタスティック・フォー』(原題)


2025年2月14日US劇場公開

“マーベル・コミック最初のスーパーヒーローチーム”ファンタスティック・フォーがMCUについに登場。「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマンが監督を務める。原作では、ミスター・ファンタスティック、ヒューマン・トーチ、インビジブル・ウーマン、ザ・シングという4人の超能力者の活躍が描かれている。


『アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ』(原題)


2025年5月2日US劇場公開

『アベンジャーズ』シリーズ第5弾。スコットの娘キャシー(キャスリン・ニュートン)も含めアントマンチームは出演確定か。

『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』(原題)


2026年5月1日US劇場公開

『アベンジャーズ』シリーズ第6弾。前作からちょうど1年後の公開で、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』と同様、2部作のような位置づけとなりそう。


【更新】2月18日12:00 『ザ・マーベルズ』(原題)のUS公開日が変更となりました。
《上原礼子》

「好き」が増え続けるライター 上原礼子

出版社、編集プロダクションにて情報誌・女性誌ほか、看護専門誌の映画欄を長年担当。海外ドラマ・韓国ドラマ・K-POPなどにもハマり、ご縁あって「好き」を書くことに。ポン・ジュノ監督の言葉どおり「字幕の1インチ」を超えていくことが楽しい。保護猫の執事。LGBTQ+ Ally。レイア姫は永遠の心のヒーロー。

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