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『タイタニック』『ロミオ+ジュリエット』ほか名作ラブストーリーで描かれてきた愛に注目

『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』のように、レオナルド・ディカプリオ演じる画家志望の青年ジャックとケイト・ウィンスレット演じる上流階級の娘ローズの悲劇的な身分違いの愛をはじめ、今日まで描かれてきた様々な愛の作品に注目

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劇場公開25周年を記念し、今年のバレンタイン時期に2週間限定で3Dの大スクリーンで蘇る『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』。本作は、レオナルド・ディカプリオ演じる画家志望の青年ジャックとケイト・ウィンスレット演じる上流階級の娘ローズの悲劇的な身分違いの愛をはじめ、今日まで描かれてきた様々な愛を描いた映画をピックアップした。


>>『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』あらすじ&キャストはこちらから



敵同士の争いの中で生まれる愛


関わってはいけないはずの相手と出会い、恋に落ちてしまうーーそんな愛を描いた作品は多く存在する。ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが共演した『Mr.&Mrs.スミス』(2005)は、運命的な出会いを果たして結婚した後に、対立組織の暗殺者同士だったことが発覚してしまう物語。暗殺対象者だと頭では理解しつつも、愛してしまった夫婦だからこその葛藤が切なくもちょっぴりファニー。

現代版『ロミオ+ジュリエット』(1996)は、抗争が絶えないマフィア同士にも関わらず、ロミオ(レオナルド・ディカプリオ)が敵マフィアのジュリエット(クレア・デーンズ)にひと目ぼれしてしまい、人目をしのんで愛を育むも悲劇的な結末を迎える。敵同士で恋に落ちてしまうというストーリーは、映画に限らず小説や漫画でも度々描かれる普遍的なテーマであり、ハラハラドキドキの恋愛物語に古今東西、人々が夢中になってしまうのだろう。

ほかにも代表的な作品として、敵同士の恋人が争いの中で愛を深め、衝撃のラストへと進んでいく「ウェスト・サイド・ストーリー」がある。1957年にブロードウェイで初演を迎えると、躍動感あふれる演出やストーリー性の高さで瞬く間に話題になり、今日に至るまで長きに渡り世界中で上演され、日本でも劇団四季や宝塚歌劇団など名だたる劇団で上演されてきた。

『ウエスト・サイド・ストーリー』(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

1961年には『ウエスト・サイド物語』として初の映画化がされ、2021年にはハリウッドの巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督の手により『ウエスト・サイド・ストーリー』として再度の映画化。絶対に許されない恋だからこそ燃え上がる2人の恋愛は、周りの人々の運命までもを変えてしまうほどの大きな渦となり、やがて衝撃のラストへと向かっていく。障壁があればあるほど渇望も大きくなり、よりドラマティックな恋愛模様となっていくのだ。


叶うはずのない身分違いの愛の行方は―


古来より存在する階級社会。家柄など序列によって区別され、絶対的な制度の下管理されていた歴史がある。ある国では貴族と平民の結婚は認められず、時には言葉を交わすことすら罪となった。そんな縛りの中でも関係なく落ちてしまうのが恋。

「ロミオとジュリエット」は言わずもがな身分違いのラブストーリーの代表格だが、オードリー・ヘップバーンの名を知らしめた『ローマの休日』(1953)では、王位継承者である王女と一介の新聞記者のたった1日だけの恋物語。身分違いだからこその切なさとほろ苦い甘さは人々の心に焼き付いた。

『ローマの休日』-(C) 1953 Paramount Pictures Corporation. All Rights Reserved.

ライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムスが贈る『きみに読む物語』(2005)では、1940年代のアメリカを舞台に恋に落ちた上流階級の娘と庶民の青年の人生を描いた作品。わかっていても止められない想いや、親の言いつけと正直な気持ちの狭間で揺れる恋心、そして、その後の運命に多くの人々が共感を寄せた。

身分違いでも燃えあがってしまう恋愛物語を語るに外せないのは、公開から約25年が経った今なお日本の洋画歴代興行収入1位(262億円※興行通信社より)を守り続けている『タイタニック』(1997)だ。本作は1912年に実際に起きたタイタニック号沈没事故をベースに、新天地アメリカを目指す画家志望の青年ジャック(レオナルド・ディカプリオ)と上流階級の娘ローズ(ケイト・ウィンスレット)の愛の物語を描いたスペクタクル超大作。

もとは上流階級ながらも火の車だった家計を助けるため、母親の言いつけで望まぬ結婚を強いられるローズは、自由のない未来に絶望するがジャックに救われ、恋に落ちる。最も身分の低い者がいる三等客室に滞在するジャックも美しく聡明なローズにひと目ぼれし、お互いの愛は燃え上がる。

しかし、ローズを金持ちと結婚させたい母親や、庶民を見下す婚約者の妨害に阻まれ、2人の恋愛は困難を極める。豪華客船の中をかいくぐって繰り広げられる恋模様に観客はドキドキの連続に巻き込まれ、純粋に想いあうジャックとローズの愛は話題を呼んだ。タイタニック号沈没によって引き裂かれる2人の悲劇的なラブストーリーは、これまで世界中の感動を誘い、映画史に残る名作となっている。

『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』は全国にて3D公開中。

《シネマカフェ編集部》

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