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ダリオ・アルジェント監督最新作『ダークグラス』4月公開決定

2022年ベルリン国際映画祭にてプレミア上映されたダリオ・アルジェント監督、10年ぶりの最新作『Occhiali neri (原題)』が邦題『ダークグラス』として4月7日(金)より公開されることが決定。場面写真とアルジェント監督からのコメントが到着した。

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2022年ベルリン国際映画祭にてプレミア上映されたダリオ・アルジェント監督、10年ぶりの最新作『Occhiali neri(原題)』が邦題『ダークグラス』として4月7日(金)より公開されることが決定。場面写真とアルジェント監督からのコメントが到着した。

『サスぺリア』(77)で驚異的大ヒットを記録し、『フェノミナ』(84)や『サスペリアPART2』(75)など数々の名作を生み出してきた《ホラーの帝王》ダリオ・アルジェント監督。70年代後半、『ゾンビ』(78)のジョージ・A・ロメロや『キャリー』(76)のブライアン・デ・パルマらと肩を並べ、世界中で熱狂的ファンを獲得し、ジェームズ・ワン、クエンティン・タランティーノ、エドガー・ライトら名だたるシネフィル監督たちもこぞって敬愛を口にする巨匠だ。

近年では『ボーンズ アンド オール』(22)、『君の名前で僕を呼んで』(17)のルカ・グァダニーノ監督が、『サスぺリア』を大胆にリメイクし大ヒットしたことも記憶に新しい。アルジェント作品は現代まで愛され、あらゆる映画人に影響を与え続けた“ホラー映画の原点”といっても過言ではない。そんな御年82歳のレジェンド監督の最新作が、『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』(12)以来10年ぶりにスクリーンで上映される。

待望の最新作は、自身のルーツであるジャッロに立ち返ったイタリアン・ホラーだ。2000年代初頭にフランコ・フェリーニとの共同で脚本を執筆しながらも、製作サイドの事情で中止を余儀なくされた幻の企画がついに実現した。ローマを舞台に、盲目のセックスワーカーと中国人の少年が、サイコパスの殺人鬼から執拗に追いかけられ続け、とにかく殺されないよう逃げ惑う物語となっている。

自身の作品へのオマージュともいえる原点回帰となった本作は、狂気と鮮血、鮮やかな色彩、不穏な音楽とファン垂涎のアルジェント節全開で、2022年ベルリン国際映画祭のプレミアでお披露目されるや、海外メディアから「堪能すべき、素晴らしい復帰作!―moviefreak. com」、「かつてのアルジェントらしさが溢れている―Hollywood Reporter」、「アルジェント史上最も奇怪で、奇妙なほど美しい―Los Angeles Times」と全盛期の復活に歓喜の声が上がっている。

主人公である盲目のセックスワーカー・ディアナを演じたのは、『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』(15)でイタリアのアカデミー賞と呼ばれるダヴィド・ディ・ドナテッロ賞の主演女優賞を受賞したイレニア・パストレッリ。そしてアルジェントの娘、アーシア・アルジェントがディアナを支える歩行訓練士役を演じ、アソシエイトプロデューサーを兼任。ノスタルジックなムード漂う音楽は『BPM ビート・パー・ミニット』(17)でセザール賞を受賞したアルノー・ルボチーニが手掛けた。

この度、ダークグラスをかけたディアナを捉えた場面写真一点とともに、ダリオ・アルジェント監督のコメントも到着。幻の脚本を、決して現代的にするのではなく、自身のスタイルを貫いたアルジェントの集大成として完成させたことを明言している。

<ダリオ・アルジェント監督/コメント全文>
『ダークグラス』は、数年前に想像したものの、制作することができなかった作品です。
でも頭から離れることはありませんでした。バイオレンスでくだらない作品を求める市場での需要に左右されることが難点でした。一方で、ようやく自分の悪夢との和解を経験することができました。それ故に、私の恐怖の扉を開き、突き進もうと決めたのです。幼少期からエドガー・アラン・ポーに影響を受けていた私にとって、『ダークグラス』は、運命に刻まれた作家としての旅路の集大成です。そして時代が変わったからといって、物語の本質も解釈のスタイルも裏切りたくはないのです。
ダリオ・アルジェント

『ダークグラス』は4月7日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサほか全国にて順次公開。


《シネマカフェ編集部》

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