浅倉秋成の小説の実写映画化『俺ではない炎上』の主演が、阿部寛であることが明らかに。特報映像＆ティザービジュアルも公開された。
ある日突然、SNS上で＜殺人事件の犯人＞として個人情報を晒された大手ハウスメーカー営業部長・山縣泰介。身に覚えのないことなのに、世間から追いかけ回される炎上状態に。「俺をハメたやつは誰だ!?」仕事はもちろん家族のことだって疎かにしてこなかったはずなのに――。
原作は、「ジャンプSQ.」で連載中の漫画「ショーハショーテン！」の原作・脚本や、「六人の嘘つきな大学生」などの浅倉氏の同名小説。SNSで根拠の乏しい情報が真実となり、大きな事件へと発展する、現代の冤罪の恐怖を描いた意欲作。
阿部寛が演じるのは、ある日突然、SNSで身に覚えのない事件の犯人に仕立て上げられ、逃亡をはかる主人公・山縣泰介。
阿部は「オファーをいただいたとき、まず『この物語には現代社会の問題が色濃く反映されている』と感じました。SNSでの無責任な拡散、根拠のない炎上、そして家族との絆の再構築――これらが一つのドラマとして融合していて、非常にチャレンジングでやりがいのある作品になると感じました」と話し、「この作品を通して、家族や人とのつながりの大切さを改めて感じてもらえたら嬉しいです」とコメントしている。
映像では、ニュースで女子大生殺人事件があったと報じる中、SNSでは犯人の特定がスタート、憶測は次第に加速。山縣泰介のものと思われるアカウントに犯行現場の写真がアップされていたことや、過去の投稿から「犯人は大帝ハウス営業部長の山縣泰介に決定！」と犯人説がいつのまにか真実かのように独り歩きを始め、山縣泰介が大炎上。
そして、タイトルあけの「なんなんだよ…なんなんだよ！」と憤懣やるかたない山縣の声が、エレベーターの中にこだまするのも印象的だ。
ティザービジュアルは、＜炎上まとめ速報＞という投稿画面の中に、予期せぬ瞬間を撮影され驚いた表情を見せる山縣泰介の写真が配され、明日は我が身のノンストップ炎上エンターテインメントを表す1枚となっている。
『俺ではない炎上』は9月26日（金）より全国にて公開。
