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“汚すぎる公衆トイレ”に“鼻血屋さん”…のん主演「MISS KING / ミス・キング」第1話の冒頭シーン

BEMAオリジナルドラマ「MISS KING / ミス・キング」より第1話の冒頭シーンが先行公開。また撮影レポートも到着した。

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「MISS KING / ミス・キング」(C)AbemaTV, Inc.
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ABEMAオリジナルドラマ「MISS KING / ミス・キング」より第1話の冒頭シーンが先行公開。また撮影レポートも到着した。

本作は、のん演じる主人公・国見飛鳥が“盤上のダークヒーロー”として、人生を狂わせた父親であり“天才棋士”の結城彰一(中村獅童)への復讐を成し遂げようとするヒューマンドラマ。

この度公開された冒頭映像では、山岸聖太監督もお気に入りの場面としてピックアップしている、第1話冒頭で描かれる公衆トイレのシーンが映し出されている。

父を殺すことを決意し、ナイフを握りしめた飛鳥が、汚れ切った公衆トイレの洗面台の鏡に写った自分自身を殺意のこもった眼差しで睨みつけ、流れ出た鼻血を乱暴に拭う場面。

いまだかつてないのんの姿がダイレクトに映されるシーンであり、“将棋”をテーマにしたドラマの幕開けとは思えない、ただならぬ空気感が立ち込める緊迫の場面となっている。

飛鳥を演じるのん自身も「ここまで笑顔を見せないキャラクターは初めて」とコメントしており、人生のどん底に陥った飛鳥の“絶望”と“怒り”を感じさせる、印象的な冒頭1分55秒となっている。

公衆トイレのセットは、撮影のために都内近郊の倉庫の中に立てられた。床にはゴミが散乱し、漏れた水がしたたり、“生きた虫”も実際に投入するという徹底ぶり。

当初は実際の公衆トイレを借りてロケする案もあったそうだが、山岸監督は「ありがたいことに今の公衆トイレはどこも綺麗で、理想とする汚いトイレがどこにもなかったです(笑)。物語は飛鳥が地獄のようなどん底にいるところからスタートするわけで、飛鳥の心象風景を表す上では入るのも嫌になるくらい汚い公衆トイレが必須でした」とセットを作り撮影を行ったことを話した。そしてセットにしたことにより、実際の建物ではできない深みのある表現も可能に。

そんなこだわりの撮影現場に足を踏み入れたのんは、あまりの“汚すぎる公衆トイレ”に思わずビックリ。洗面台に手を置くことを少し躊躇しているのんに、山岸監督が「この汚れは全部絵具ですから大丈夫ですよ」と声をかけて安心させる一幕も。

またこのシーンでは、通常の鏡を使用するとカメラや照明、音声機材などが映り込んでしまうため、本物の鏡を使わない特殊な演出で撮影が行われた。鏡に見立てたセットを使い、鏡側にはのん本人、手前には代役が立ち、まるで鏡に映っているかのように見せる演技が求められた。

動きや表情を完全にシンクロさせる必要があり、のんが代役に積極的に声をかけながら細かく演技のタイミングを確認する姿も見せた。

さらに鼻から血が一筋垂れる印象的なシーンでは、数人のスタッフがのんの鼻に血のりを仕込むため、カメラに映らない死角から素早く出たり入ったりと息を合わせて動き回ったという。

その様子を見たのんは「鼻血屋さんが3人もいるから…」と思わず笑い出す場面もあり、終始和やかな雰囲気に包まれた現場だったようだ。

「MISS KING / ミス・キング」は9月29日より毎週月曜日20時~ABEMAにて配信(全8話)。


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《シネマカフェ編集部》

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